今回は首都圏の中学受験で全落ち後に公立進学した学生さんの記事を読んだので、記事レビューしたいと思います。
首都圏と地方の受験事情や公立校の捉え方は、環境が全く異なると思います。
しかし、中学受験に対する結果が、その後の人生に与えた影響を考えるキッカケになる記事と思い紹介させて頂きます。

中学受験が残念な結果でも、次に頑張れば良いんじゃないかな。
僕も結果が出なくても問題ないし、勉強以外の種目を頑張ることにしても良いと考えています。
元記事からは、中学受験の「結果」が与えた影響の負の側面を知ることができます。
中学受験の色々な面を知り、各家庭にとって有意義な経験になることを願っています。
- 中学受験に挑戦する御家庭
【結論】
- 中学受験の経験は、その後の人生に大きな影響を与える。
- 身につけた学力や努力の方法は、進学先に関わらず役立つ。
【解説】
今回の記事は、教育アドバイザー、受験カウンセラーをされている鳥居りんこさんのコラムです。
著書に『偏差値30からの中学受験シリーズ』があり、中学受験の取材を長年続けている方の記事です。
元記事:中学受験全落ちで公立に進学、難関大学合格後も続く悪夢 彼が選んだ就職先とは?
中学受験全落ちが『中学時代』に与えた影響
記事の主人公は、中学受験で全落ちを経験しています。
親の方針からチャレンジ校のみを受験し、残念ながら悔しい結果となりました。
勉強面では中学受験に挑戦した成果があり、進学先の学校では成績優秀でした。
一方で、公立中学では肩身が狭く、志望校の生徒さんを見かける事は心の負担になったようです。

受験勉強で身に付けた学力は、その後も役立つ事が分かりますね。一方で、希望の学校に進学できない事は少なからずメンタルにダメージを与えます。これは勉強に限った話ではないと考えています。望んだ結果が出ない時、どのように行動するのかが大事だと痛感しますね。
中学受験全落ちが『高校時代』に与えた影響
主人公は、中学受験で身につけた学力と学習習慣を武器に、難関高校に進学しました。
そして、努力を続けた結果、現役で希望した大学へ合格しています。
結果に反して、気持ちの面では中学受験の不合格を引きずり、充実したものにはなりませんでした。

高校時代も学力面に関しては、中学受験の経験は無駄にはなりませんでした。むしろ、大学受験で結果も出しており、長期目線でみると成功したといっても良いと考えます。メンタル面で上手に切り替えができれば、有意義な中学受験だったかもしれません。
中学受験全落ちが『就職先』に与えた影響
元記事の主人公は、最終的に受験業界に就職ことにしています。
その気持ちは、同じような想いをする学生さんを作らないことから生まれています。
本人にとって、希望通りの就職先に努めているのならば、素敵なことだと応援したいですね。

本人が希望しているなら、全く問題ないとは思います。一方で、就職先までも受験に影響されてしまったのでは?とも考えられます。少し視野を広げることができれば、違う選択肢も選ぶことができるのではという印象を持ったのも本音です。
今回の記事に対する個人的な見解
今回の記事は、首都圏と地方の受験環境に違いはありますが、中学受験が与える影響について考えさせられる記事でした。
主人公の学生さんを応援していますし、否定するつもりは全くない、個人的な見解です。
学力面は最終的には結果がでている
最終的に、主人公は希望の大学に進学することができています。
中学受験自体がゴールではなく、その後の進学が最終的なゴールの1つだったのではと推察します。
長期的な視点を持つことができれば、中学受験の全落ちは失敗ではありませんでした。
中学受験で身につけた学力や学習習慣は、その後も有効活用されたことが分かります。
「深海魚」とは別の種類の悩みも存在することが分かりますね。
メンタル面は人生全般に影響を与えている
中学から就職まで、中学受験の結果に大きく影響を受けた結果となっています。
上手く切り替えができたり、学力以外の興味を持つなど、方向転換のチャンスはあると思います。
そのチャンスが生かせるように、中学受験のみに集中し過ぎることは気を付けたいですね。
就職先に関しては、一人の大人が決めた事なので他人が口を出すことではないですね。
今後の活躍を応援しています。
【まとめ】
- 中学受験全落ち後、努力を積み重ねた生徒の記事をレビューしました。
- 中学受験は学力面、メンタル面でそれ以降の人生に大きな影響を与える。
- 各家庭にとって、結果に関らず中学受験が有意義な体験になる準備が必要である。
ダイダイ広島受験ブログではツイッターともリンクしています。@daidaihirosima
コメント、質問なども募集しています。宜しくお願いします。
今回元記事の鳥居りんこさんの著書です。
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