コロナの広島中学受験への影響がどれほどか不安になりながらも、勉強を前にすすめている家庭が多いと思います。
広島市内の中学受験への影響は、2021年度は限定的だと考えています。
しかし、叡智学園と県立広島中学には影響がでてくると考えています。
コロナの影響が予想される2校を知ることで、広島市内への影響が理解できます。
今回は、コロナが叡智学園と県立広島中学に及ぼす影響について解説します。
<結論>
叡智学園(定員40名)は学園生活リスクを懸念して倍率が下がる可能性がある。
県立広島中学(定員160名)は、受験場感染リスクを懸念して倍率が下がる可能性がある。
<解説>
叡智学園(定員40名)は学園生活リスクを懸念して倍率が下がる可能性がある。
叡智学園は広島の中学受験校の中で非常にユニークな特徴がある学校です。
叡智学園は非常に新しい学校で、特徴としては英語教育に力を入れている学校です。
色々あるユニークな特徴の一つに「全寮制の中高一貫校」であることがあげられます。
この「全寮制」の部分がコロナの影響を受ける可能性があります。
コロナウイルスが全国各地の寮で過ごす学生に1人感染すると、瞬く間に蔓延するケースが報道されています。
「全寮制」なので、一度学校の中にコロナが入ると学校の機能が停止するかもしれません。
中学生から寮生活を始めることに不安がある家庭では、躊躇する環境と言えるかもしれません。
withコロナの生活が世間で落ち着けば、このような不安を感じる家庭も減少していきますが、少なくとも今年度は影響を受けることが予想されます。
受験リスクのうち、受験会場内感染リスクは他校受験と変わりはありません。
受験日程が他の受験校と大きく異なる点はメリットであり、仮にコロナ感染しても他校の受験日程に及ぼすことはありません。
第一次選抜11月22日(日)、第二次選抜12月26日(土)、合格発表1月6日です。
試験日は勉強できませんが、他校との受験日程には影響はありません。
叡智学園は、「全寮制」とコロナの関係に不安を抱く家庭は受験を避ける可能性が高い。
叡智学園に流れていた学生が市内受験に流れる可能性もあるが、人数は少数なので最終的な広島市内への影響は限定的である。
県立広島中学(定員160名)は、受験場感染リスクを懸念して倍率が下がる可能性がある。
県立広島中学は東広島に位置する中高一貫校です。
東広島市という地域は現在子供が増加している地域で、新たに公立小学校が新設されたほどです。
東広島市と広島市の間は通学圏内であり、東広島市の優秀な学生が広島市内に流れることがあります。
逆のながれで東広島市外の学生が県立広島中学に流れることもあります。
コロナの影響で両方向の流れが滞ると考えられます。
幅広い地域を受験対象エリアにしている受験生以外は、今年度に限るとあえて県立広島中学を受ける理由がありません。
逆に東広島市から広島へ受験を行う受験生も減ると考えます。
こちらの向きは、通学中のコロナ感染リスクが原因であると考えます。
進学した後の通学中の感染リスクもありますし、豪雨の影響などでJRが停止する頻度が増えました。
広島市内の学校へ進学することは6年間の通学を許容する必要があり、通学の負担を考えると受験を断念する学生も出てくると考えます。
県立広島中学へ受験する学生は狭いエリアになり、倍率が下がる可能性がある。
広島市内への東広島からの優秀な受験生は減少する可能性が十分考えられえる。
<まとめ>
- 叡智学園は、学園生活のリスクを不安に思い受験を避ける家庭が出てくる。
- 県立東広島は受験会場内感染リスクを避けるため、お試し受験者数が減少する。 東広島(子供増加地域)から広島市内受験校への進学は、通学リスクのために減少する可能性がある。
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