【広島】大学進学を考える場合、安易に中学受験を回避してはいけない

title220510 全般

中学受験に取り組み中の家庭では、中学受験を一旦考え直そうかと悩み始める季節になりました。

Twitterで流れてくるツイートにも、中学受験を回避したコメントを見かけるようになりました。

中学受験に対する本人のモチベーションがあがってこない。
やる気はあるけど、学力自体が伸びてこない。

このようなきっかけで、中学受験を考え直すコメントを見る機会が増えてきました。

将来的に僕も同じような気持ちになるかもしれないと、少しずつ覚悟していきたいと思います。

「中学受験の回避」を考える場合、広島では必ず知っておかなければいけないことがあります。

今回は「大学への進学実績」をテーマにして、中学受験回避を考察します。

今回の記事をおすすめする人
  • 「中学受験の回避」を考え始めたご家庭
  • もともと中学受験を考えておらず、公立校に進学予定のご家庭

【結論】

  • 公立トップ高校の進学実績は、中学受験最難関校に進学実績には追い付いていない。
  • 中学受験を回避した場合、高校時入学できる最難関校は広大附属のみである。

【解説】

前提条件として、「学力」に焦点をあててブログを作成しています。

学校の価値は「学力」以外もあることは十分承知しているので、ご理解いただけますと幸いです。

地域差があるテーマですが、今回は「広島」限定の話になっています。

公立校は中学受験最難関校に敵わないという事実

中学受験や高校受験などの情報集めをした経験がある方は、すでにご存じの方が多いと思います。

広島では、大学進学実績で中学受験最難関校に追いつける公立高校はありません。

難関大の進学実績の差は2倍以上あり、1学年の定員数を加味すると、さらに実績の差が広がります。

追いつけないだけで、その差をしっかりイメージできていない方もいると思うので、計算してみると次のようになります。

簡易化したイメージでは、「中学受験最難関校は公立トップ校の5倍の密度がある」と言えます。

中学受験を回避することにした場合、5倍濃い環境を手にできなくなることは知っておく必要があります。

高校から最難関校に合流できる学校は広大附属のみ

広大附属だけが中学受験最難関校の中で、高校も生徒募集をしています。

学院や清心は完全中高一貫校なので、高校からの編入は不可能です。

広大附属の高校入学の定員は約80名です。

中学受験の最難関校全体の定員数と比べて、約1/5の人数となります。

計算式は「学院200弱+清心200弱+附属120=約500人です。

中学受験を回避した場合、「最難関校に高校受験で合流したい場合、1/5の狭き門を通り抜ける必要がある」ということも知っておかなければなりません。

本当に高校受験の方が5倍難しいのか?

数字上の難易度は「5倍」というのが1つの目安になります。

しかし、実際の難易度は5倍にはならないと僕は考えています。

理由は明確で、子供自身の精神面が高校受験時の方が安定しているからです。

受験生本人にモチベーションが上がらないなどは、中学受験の時よりも発生しにくいのではと考えています。

純粋な「学力勝負」になる点が中学受験と異なり、学力の関係で中学受験を回避したい場合は状況が悪化する可能性があります。

まとめ

  • 中学最難関校は、公立トップ高校より5倍濃い進学実績を出している環境である。
  • 最難関校に高校時編入を考える場合、定員数は中学受験時の5分の1である。
  • 中学受験回避は、精神面が安定している小学生にとっては状況を悪化させる可能性がある。

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