Twitter上で、受験界隈の「追試」に関するコメントが増えています。
コロナの感染拡大や隔離期間の長さから、追試を求める声が増えているのではないでしょうか。
その他では追試がないからコロナを隠して受験する人が一定数いるかもしれないなどの不安ツイートも見受けられます。
追試について一度情報を整理して、納得のいく受験を迎えられることを願っています。
【追試と複数回受験のちがいについて】
もともと複数回受験が可能である学校もたくさんあります。
「前期と後期」と表示している学校や「第〇回入試」と表示している学校などパターンは分かれています。
複数回のチャレンジをできるという意味では、追試験と一見同じように見えるかもしれません。
ポイントは「前期と後期」は同じ学校を受験できるが、「本試験と追試験」はどちらかしか受験することができないということだと思います。追試験の場合は複数回チャンスがあるようで、実際は1回しかチャンスがありません。
追試験を受けるためには、本試験の欠席理由(コロナ感染など)を提出しなければなりません。つまり、1回しか受験できないことには変わりがないということは今一度確認しておかなければなりません。
やはり追試験より複数回受験の方が、受験生にとって柔軟な対応ができると思います。
*個人的には追試験を求めるより、複数回受験にもともと対応してほしいという方が理にかなっていると感じています。
【追試験の注意点】
追試験の合格者の枠は決まっているのでしょうか?
これは直前まで発表することができません。どれだけの人数が本試験の欠席になるか分からないからです。
一方で複数回受験の場合は合格枠などの設定も受験要項に明記されています。
合格枠がはっきりしない点は複数回受験と異なる注意点の一つですね。
*追試に関しては不確定要素が多く、あまり期待しすぎない方がよいと考えています。
追試験と本試験補欠合格はどちらが優先度が高いのでしょうか?
①本試験合格者>本試験補欠合格者>追試合格者
②本試験合格者>追試合格者>本試験補欠合格者
①②のどちらのパターンなのかも学校によって分かれると思います。
もし、②のパターンなら本試験補欠合格者は他の学校に流れてしまうことが多いと思います。
*できたら早い段階で選考基準を公表して疑問点を解消しておきたいですね。
【広島の中学受験と追試】
広島では追試を設定している学校はありませんが、複数回受験可能な学校があります。
「追試」ではないので合格者の枠、補欠合格の扱いなどが公表されています。
複数回受験可能校では試験の間を十分に空けていて、どちらか一方は受ける事ができるように工夫されています。
*個人的には広島の受験校の対応の方が分かりやすくて良いなと感じています。
【おまけ】
コロナに感染したふりをして追試験を受ける人がいるのでは?というTwitterのコメントをみることがあります。
「実際の小学6年生のコロナ感染者数より、追試の受験数の方が多い」という謎現象が起きないか興味本位ですが注目しています。
【まとめ】
- 追試には不確定要素が多いので、あまり多くは期待せず目の前の事に集中したい。
ダイダイ広島受験ブログではツイッターともリンクしています。@daidaihirosima
コメント、質問なども募集しています。宜しくお願いします。
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