中学受験を経由して、難関大学への進学も目標に入れている家庭もあると思います。
中学受験後の話にはなりますが、その先に関して具体的にイメージはできているでしょうか。
受験後の壁を具体的にイメージをすることができると、進学先を最終決定する時に役立つと思います。
今回は、東大に進学することを高校野球で例えてみますので、イメージをするのに役立ててください。
<結論>
東大に進学する難易度は、甲子園出場校のベンチ入り選手になることとほぼ一緒である。
<解説>
「甲子園出場校のベンチ入り選手」と聞いて、どのような印象を持つでしょうか?
「東大を甲子園優勝校」のようにイメージしていた人にとっては、思ったより手の届く範囲と思ったかもしれません。
ちなみに中学受験の難易度は「広島県ベスト8校のベンチ入り選手」の難易度になります。
それでは、計算していきたいと思います。
2020年度のセンター試験受験者は55万7698人でした。
そして、東大の定員は3060人です。
センター試験利用者を、大学受験に取り組んでいる総受験者数と設定します。
東大進学難易度は、3060÷557698×100=0.54%となります。
2020年度日本高等学校野球連盟の登録者数は143867人です。
甲子園のベンチり人数は18名で出場校は49校であるため、882人が甲子園の土を踏むことができます。
甲子園のベンチ入り選手の難易度は、882÷143867×100=0.61%となります。
すこしだけ東大進学の方が難しい計算になりますが、ほぼ同じ難易度となります。
つまり、甲子園で勝ち進むほどの難易度ではないということです。
逆に言うと、県予選は勝ち抜かなければいけないという、甘い道でもないことも分かります。
パターン1:
「名門校に行き、甲子園を目指すこと」と「最難関校に進学して、東大合格すること」は同じと言えます。
パターン2:
「強豪校に行き、甲子園を目指すこと」と「難関校に進学して、東大合格すること」は同じと言えます。
パターン3:
「地元校に行き、甲子園をめざすこと」と「地元公立校に行き、東大合格すること」は同じと言えます。
どのパターンでも簡単な道ではありません。
パターン1:
「名門校でベンチ入りできないことや球拾いで3年間が終わること」は、「最難関校に行ったが学力が足りないことや深海魚になること」と同じと言えます。
パターン2:
「強豪校に行きベンチ入りはできたけど、甲子園に届かないこと」は、「難関校で上位の学力を身についたが、東大に行くほどの実力はつかなかったこと」と同じと言えます。
パターン3:
「地元校に行き、エースで4番で県大会を一人で勝ち抜くことはできなかったこと」は、「地元公立校で、トップの成績で頑張ったが東大にいけなかったこと」と同じと言えます。
いずれのパターンになっても目標が達成できないことになりますので、避けたい道となります。
東大では甲子園出場の難易度となりますので、難関大学への進学は県大会決勝進出やベスト4などに該当すると思います。
各家庭の最終目標に合わせて、最終的な進学先を決めることをお勧めします。
今回のようなイメージを持ってみると各家庭の話し合いが進むかもしれません。
本人の性格に合わせて、最終的に決めたいところですね。
盲目的に偏差値が高い学校の方がよいというわけではないということも伝わると思います。
<まとめ>
- 東大進学の難易度は甲子園出場ベンチ入りと同程度の難易度である。
- 各家庭で最終進学先を選択する時に、甲子園の例えも役立つはず。
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