中学受験の解説本では、「地方出身、公立学校卒、難関大進学の夫」がトラブルを引き起こす可能性があると説明されています。
このタイプは「中学受験」について理解が乏しいことが原因で、しばしばトラブルを引き起こします。
今回の記事では、僕が地方の公立学校で体験をしてきた事を紹介します。
注意しなければいけない考え方「中学受験なんて・・」や「別に私学にいかなくても・・」などの考え方がうまれやすい原点が理解できると思います。
少しでも理解が深まり、より良い中学受験生活が送れることを願っています。
*すべての地方公立学校出身者に当てはまるわけではありませんが、1つの例として考えてもらえると嬉しいです。
- 地方の公立学校から難関大進学した人の考え方が分からない人
- 家族の間で中学受験に対する考え方が不一致のご家庭
【小学生時代】
基本的に小学校のカラーテストは満点でした。
特別勉強や対策をしていませんでしたが、学校で授業を聞いて宿題をするだけで勉強は全く問題ありません。
周りに小学校のうちから学習塾に通っている生徒はほとんどいませんでした。
当時中学受験をする家庭の目的は2つだけでした。
- 家庭が金持ちで私学進学で優秀な学習環境を求めている。
- 地元が不良だらけで、地元中学に進学したくない。
そのため、塾の勉強の内容が小学校に持ち込まれることはなく、「井の中の蛙」で成長します。
*当時はポケモンが初期の頃で、ポケモンの知識と足の速さがスクールカーストを決めました。
*小学校の中で「勉強」という価値は一切認めてもらません。(これは現在もかもしれません。)

「小学生時代に塾で勉強する」という価値が、自分の経験としては全くありません。
今は情報収集して中学受験も価値あることだと考えていますが、ブログを始めて情報収集するまでは中学受験の価値を理解できていませんでした。
【中学生時代】
学校の中間テストや期末テストは、9割以上の得点を取り続けました。
つまり、ミス以外はほとんど間違えないという状態で3年間過ごすことになります。
定期テスト前の勉強は頑張りましたが、毎日一生懸命勉強するということはありません。
基本的にクラスの半分は授業を聞いていないので、授業を聞くだけで上位50%に入ります。
さらに宿題を真面目にやれば、上位20%に入ります。
あとはテスト前に仕上げをすれば、学校の中で圧倒的上位層に入ります。
そのため、「井の中の蛙」状態は中学生自体も継続します。

地方公立学校に進学した場合は、「勉強をするかしないか」で勝敗がすでに決まります。
「勉強をしないから、勉強できないのだ」という考え方は、公立中学時代に構築される可能性があります。
【高校時代・広島の公立進学校時代】
地方の公立進学校に進んだ場合、勉強をしない人はかなり減ります。
はじめて努力したもの同士で競争する環境に出会います。
しかし勉強についていけない人も沢山いますので、勉強についていくだけで上位50%には入ります。
高校では全国模試の参加が加わりますので、「学校では1番、世間では凡人」を始めて知ります。
今更学校を変えることは難しいので、塾など(人によっては自学の強化)で世間でも勝負できるようにこのタイミングで初めて勉学に励みました。
学校の中に目を向ければ「井の中の蛙」の王様でいることができました。
僕の場合は最終的に国立医学部進学を目指したので、外の世界に目を向けて努力しました。

高校時代に「恵まれていない環境でも、自分は頑張ったんだ」という自負が生まれます。
「どのような環境でも、自分の努力次第で解決できる」という価値観が生まれやすくなります。
【大学時代】
超進学校の普通の人たちが同級生になります。(超進学校の普通≒地方公立校の王者という学力)
触れ合う超進学校の人に対して「恵まれた環境」という偏見が生まれたり、嫉妬したりする場合があります。
もし自分がそのような環境を与えられていたら、もっとできたのではないかという嫉妬です。

さすがに大学を卒業して時間が経ったので、嫉妬は全くなくなりました。
もし私学進学校に通っていたら違う人生があったのではと考えているため、子供たちには中学受験も検討しています。
【おまけ】
ちなみに僕は「地方の公立校+塾」だったので、「塾なし」というジャンルには入りません。
今回の記事がわかるように、もう少しだけ情報を追記します。
小学生:公文式のみ
中学生:鷗州塾の家から一番近いところ(一番下のコース)
高校生:鷗州塾の赤門会、高3からは東大を目指さないので別コースへ変更
*鷗州塾は、広島の大手の学習塾になります。
【まとめ】
- 僕の一つの体験談にはなりますが、「地方、公立校、難関大進学」というジャンルには僕のような人間も混ざっています。
- 中学受験経験者には、違和感のある内容かもしれません。
- 少しでも理解が深まり、家庭内でお互いの価値観が理解しあえることを願っています。
ダイダイ広島受験ブログではツイッターともリンクしています。@daidaihirosima
コメント、質問なども募集しています。宜しくお願いします。
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