【中学受験】「受験前に学校を休むこと」を考える。

全般

受験本番前に学校を休むこと関するツイートを見る機会があります。

学校の先生と相談済みで理解してもらった投稿がある一方で、反対される(不快感を示される)可能性があるので悩んでいる投稿も見られます。

相談のタイミングの1つは、「冬休みに入る前」です。

特に1月受験の地域の場合は、冬休み後は相談するチャンスも少ないかもしれません。

「受験前に休むこと」に関して、確認しておきたいポイントを整理していきます。

この記事を読むことで、落ち着いた環境で受験本番を迎えられることを願っています。

メリットデメリットに関して、大事なポイントを整理していきます。

こんな人におすすめ
  • 入試直前に学校に通うか、休むか悩んでいるご家庭
  • 休むことを選択した場合のメリット・デメリットを整理したい方

【結論】

  • コロナ感染などが心配な場合、2週間の自主隔離は1つの選択肢である。
  • 休むことを選んだ場合、休みの間のメンタルに注意が必要である。

【解説】

学校を休むかの考え方には、地域性なども大きく影響があります。

中学受験をする人が多い地域なら理解はあるかもしれません。

しかし、そもそも中学受験生が珍しい地域では、入試前に学校を休むことは理解されない可能性があります。

まずは、地域性を理解するために他の理由なら休むことが容易なのかを確認しましょう。

受験以外の理由なら、好意的に休めるのか?

例えば、「家族旅行があるので、学校を休みます」や「サッカーの遠征があるので、学校を休みます」という場合です。

家族旅行も大事であると考える場合は、学校を休んで家族旅行に行くという家庭もあります。

スポーツの遠征は貴重な経験だと考えて、学校を休んで遠征に行く小学生もいます。

これらが好意的に認められている環境なら、堂々と相談すれば良いと思われます。

それぞれの家庭で「受験が学校の授業より貴重な体験である」と考えていれば当然のことだと思います。

「スポーツの欠席は良いけど、受験の欠席はだめ」という場合

これは考え方の違いなので相手側の意見を全て否定することはできません。

だからといって、冬の入試直前の時期から学校側と理解しあうには時間が足りません。

学校を休むことの報告だけ行い、各家庭の考え方で堂々と休むことになります。

全て理解してもらったうえで休むという理想は、叶えられないかもしれません。

受験生が通っている学校や周囲の環境について、情報を得ながら最終判断しなくてはなりません。

僕が小学生の頃の話

僕が住んでいた地域は「旅行」「スポーツ」「受験」などは、ひとくくりで「学校以外のこと」と捉えられていました。

学校以外のことで休む人は時々いましたが、生徒同士も先生も特別干渉はありませんでした。

生徒同士の場合は、あまり友達の行動に興味がなかったのかもしれません。

あくまでも「僕が住んでいた地域」であり、あえて広島とは表記しません。

今回のテーマは、もっと小さいコミュニティで考え方が異なると考えているからです。

受験のためには、学校を休んだ方が良いのか

3つの点に分けて確認します。

  • 学力
  • メンタル
  • 健康(感染症)

【学力】

学力に関しては、学校に通っても休んでも、大きくは変わらないと思います。

学校を休むことによって生まれる時間は、多く見積もって8時間/日です。

受験1週間前に休むと決めた場合は、平日5日分で40時間を確保できることになります。

これまで受験生活でコツコツ積み重ねてきた勉強時間と比較すると、学校を休んで生まれる時間は小さいです。

「これだけは、あと少しで完璧にできる」という明確なテーマがない限りは、40時間では劇的な変化は起きにくいでしょう。

【メンタル】

休むことが受験生のメンタルに与える影響は、受験生の性格による部分が大きいと思います。

学校生活をいつものように生活する方が、メンタルが安定する受験生も多いと思います。

逆に受験前モードで学校を休んだ方が、メンタルが落ち着く受験生もいるでしょう。

*これは受験生の性格による部分が大きく、以前受験直前の課題の量に関する記事を書きましたが、家族でよく話し合う必要があると思います。

【解説】受験本番前の過ごし方を考えておこう | ダイダイの広島受験ブログ (daidaijyuken.com)

【健康】

今年に限ったことではないですが、受験前の健康管理は大事です。

例年のインフルエンザの場合、受験前に休むとしたら1週間で問題ありませんでした。

インフルエンザは潜伏期+発症+回復期間を含めて1週間で治ったからです。

コロナの場合、潜伏期が2週間という目安があり、自粛期間なども2週間を設けることがあります。

受験生自身が感染しなくても濃厚接触者として認定された場合、受験資格がはく奪される可能性があります。

濃厚接触者として認定されることも完全に避ける目的では、2週間の自主隔離が目安となります。

【我が家の考え方】

我が家の子供たちは幼稚園児なので、まだまだ先の話になります。

実際に受験学年になる頃にどのような環境になっているか全く分かりません。

もし今年受験する場合と仮定すると、学校を行くことを基本とすると思います。

学校行事も含めて、基本的には通常通り生活しながら、受験に取り組む予定です。

本人が望まない限り、学校がある日に家族旅行は計画する予定もありません。

スポーツの遠征があったとしても、本人が望まない限りは学校優先です。

「学校以外のこと」は、本人の希望に合わせるというスタンスを現時点では考えています。

【まとめ】

  • 受験前に学校を休むかは、必ず考えておかなければならないテーマである。
  • 受験生にとって、実力を発揮できる環境を考え整える必要がある。
  • 各家庭、居住地域などの影響が大きいため、画一的な解決策はなさそうである。

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コメント、質問なども募集しています。宜しくお願いします。

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