年少さんの息子の幼稚園では、お手紙ブームがきていて毎日せっせとお手紙を書いています。
専門家なら当然のことかもしれませんが、「子供にとって文字にするのは難しい」ということを実体験として気が付けたので紹介します。
1、口に出して話せるけど、書けない。
年少さん:「あんぱんまんのけいたいでんわがほしいですって手紙に書くんだ。」
「あんぱんまんの」までは、いつものひらがなのペースで書き始めます。
年少さん:「次になんて書くんだっけ?」
父:「けいたいでんわが欲しいんだっけ?」
年少さん:「そう、けいたいでんわが欲しいの。」
書こうとするけど、手がとまる。
年少さん:「なんて書くんだっけ?」
父:「けいたいでんわがほしいって言ってなかったっけ?」
年少さん:「そうそう、けいたいでんわがほしいの。」
書こうとするけど、やはり手が止まる。
*以下繰り返し
このようなやりとりを10回以上繰り返しながら、最終的に手紙を最後まで書きました。
(宛先は12月に現れる紳士あてにです。)
使い慣れていない言葉は、話すのには苦労しないけど文字にするのは難しいようです。
年少さんにとって「けいたいでんわ」という言葉は普段あまり使う機会がないですし、文字として眺める機会もありません。
言葉としての理解が不十分だと、文字にすることが大変だと知りました。
理解を深めることを優先することがある
理解を深めることを優先する例が具体的に2つあります。
1、公文式
秋から通い始めている公文式では、言葉の量を増やすために単語の音読を一生懸命するところから始まりました。国語に関しては「書き」にはまだ入れておらず、ひたすら「読み」です。
言葉の理解を深めている段階だと思われます。
*おそらく、言葉の理解が深まれば文字にするときにスムーズに移行できるのだと思います。
2、算数における数の理解
数の理解を深めてから算数に取り組むことは、一部の学校では取り入れられています。
小学1年生では算数の授業がないという学校も存在します。
公文の教材も他のワーク類も、まずはしっかり数を理解するところから始めて、ようやく算数らしいことに取り組むようになります。
色々な勉強の場面で、理解が不十分だとスムーズに文字や式にできないことが分かりました。
もし学校ならば
もし学校の場面だったら、黒板をうまく写すことができなかったり(写すこと自体が目的ではありませんが)、先生の話した言葉をうまくメモすることができなかったりすることにつながりそうです。
言葉の理解を増やす。
目で見たことを覚えて、ノートに書く。
耳で聞いたことを覚えて、ノートに書く。
これを鍛えないと学校では授業の中身に集中することは難しそうです。
逆にこれらが十分に身についていると、授業の中身をしっかりと考察してくれそうですね。
まとめ
我が家ではしばらくお手紙ブームを温かく見守りながら、言葉の理解を増やすことに励むつもりです。
目でみたことをノートに取る練習や耳で聞いたことをメモする練習は少し先の話になりそうです。
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