「日本の大卒は世界では低学歴」という記事を読んだので、レビューしたいと思います。
日本トップの東京大学でも39位で、アジアの中で中国やシンガポールに追い抜かれています。

日本で暮らすのなら、世界的に低学歴と言われても関係ないし…
一見すると世界的にみた学歴評価は関係ないように思えますが、自分には関係ないと安易に判断しないほうが良いかもしれません。
今回の記事を読んで、「日本の中での学歴」と「世界基準の学歴」について、各家庭のスタンスを整理しましょう。
- 「大学進学」も視野にいれて、勉強している全てのご家庭
【結論】
- 東大以外の大学の世界の立ち位置は新興国と同レベルになっている。
- 世界の学歴社会では日本の大学では学歴弱者であり、就職や出世が困難になる可能性がある。
【解説】
今回の記事は「The世界大学ランキング2023年版」の結果をから書かれた記事をレビューしています。
イギリスの高等教育専門誌がランキングを付けています。
世界大学ランキングの概要は、以下の通りです。
- 教育、研究、論文引用、産業収入、国際性の5分野13項目を指標
- 世界104の国と地域から1799大学をランク付け
論文引用数などは、学科の影響も受けますが、ランキングの条件は世界各国で同じ条件です。
元記事:「世界では低学歴」日本の大卒の末路…途上国レベルに急落「学生に優秀な人材がいない」という人事部の本音 – みんかぶ(マガジン) (minkabu.jp)
日本のトップ大学 東大は39位
東京大学は前回の35位かあランキングを落とし、39位となっています。
東大より上位には、中国とシンガポールに2大学ずつあります。
東大は日本の最難関大学ですが、アジア1位ではないことは知っておいた方がよいでしょう。

英語圏でないことは、言い訳にはできないランキングになっていますね。
日本2位の京都大学は68位 他の大学のランキング
東大以外の日本の大学は次のようになっています。
68位 | 京都大学 |
201位~250位 | 東北大学 |
251位~300位 | 大阪大学 |
301位~350位 | 名古屋大学 |
501位~600位 | 北海道大学、九州大学 |
801位~1000位 | 慶応義塾大学 |
1001位~1200位 | 早稲田大学、立教大学 |
1201位~1500位 | 法政大学など |
全部で1799大学のランキングであることを考えると、厳しい結果と言わざるを得ないですね。
学歴社会の世界では、日本の大学は弱者
元記事の筆者は、世界的には学歴弱者になる日本の大学出身では、グローバルな会社に就職や出世が難しいことを指摘しています。
日本の大学出身から出世できるケースは非常にまれであることも紹介しています。
また、日本国内も海外トップ大学出身者を採用できるなら、東大よりも優先する人事担当もいることを紹介しています。
もちろん、学歴だけがすべてではありませんが、世界を視野に入れた時に、日本の大学は学歴弱者である事実は目を背けてはいけないと考えています。
ダイダイの個人的な見解
ここから先は、完全に個人的な見解です。
我が家の話にはなりますが、子供たちが世界トップ校に進学する可能性は大きくないと思っています。
学力は本人次第ですが、経済面も含めても、本人が奨学金を勝ち取る実力がなければ困難です。
海外大学を考えないなら、一見今回の記事のランキングなど無関係かもしれません。
しかし、日本の大学ランキングが下がることが、間接的に子供達にも影響があると考えています。
世界の優秀な学生さんが、日本に留学してくれる可能性が低くなるからです。
日本国内に優秀な学生さんが留学してくれないと、日本の大学で国際的な交流や学びをする機会がなくなります。
海外に行くしか、国際的な学びの手段がなくなってしまう環境になるのではと心配しています。
他力本願ですが、日本の大学には世界的に評価をうける位置で活躍して欲しいです。

子供達には色々な選択肢が持てるように、少しずつ実力を身につけて欲しいと思っています。
【まとめ】
- 日本の大学は、世界的な学歴社会では学歴弱者になっている。
- 東大以外の大学では、新興国や途上国と同程度に評価されている大学も多い。
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