入試本番が少しずつ近づいてきて、家庭内では一層緊張感が増してきていると思います。
・保護者の立場で、入試までにできることは残っていないだろうか?
子供の受験を見守る中で、入試本番前、つまり合否の結果が出る前にできることがあります。
それは、「子供の成長を垂直で比べる」ことです。
中学受験の専門家で、多くの著書を執筆されている小川大介先生ご自身の家庭の経験も書かれている「はじめての中学受験」という本があります。
その中で、合否に関わらず子供の成長との向き合い方も書かれています。
入試の本番を迎える前から、中学受験を通じて子供の成長を感じることができたようです。
本番を迎える前にできる「子供の成長を垂直で比べる」ことについて解説します。
この記事で、受験本番前に少しでも穏やかな気持ちで過ごせるようになることを願っています。
- 受験本番前に子供のためにできることをお考え中の方
- 合否に関らず、中学受験に取り組んだことを良かったと考えたい方
*将来、僕自身もこのように子供と接することができるように心掛けたいと考えています。
【結論】
子供の成長は、過去の子供本人と比較することが大切である。
【解説】
「子供の成長を垂直で比べる」という名門校の開成中学校元校長先生のお言葉です。
垂直で比べる相手は、「過去の子供本人」と比べることを表してます。
垂直で比べることを例をあげて考えてみましょう。
5年生の時の子供本人と垂直で比べてみる
例えば、「5年生の時の受験生」と「最終模試の模試を終えた受験生」を比べてみましょう。
成長した力は、学力以外にもあるのではないでしょうか。
- 時間をコントロールする力
- 難しいことに挑戦する力
- コツコツと努力を積み重ねる力
5年生の時と比べると、色々な力が伸びてきていると思います。
単純な学力以上に、これからの人生を豊かにしてくれる力になると思います。
受験本番を迎えて合否という結果がでる前、ちょうど今の時期が子供の成長を確認するのにベストな時期と言えます。
結果がでたあとでは、どうしても合否に注目してしまうからです。
これから入試本番までは、入試の合否に関らず、子供の成長を認める貴重な時期ですね。
模試のTwitter投稿
【Twitter調べ】の合不合に関する感想まとめ記事をこれまで投稿してきました。
その中身を読み返してみても、学力以外の受験生たちの成長を感じることができます。
- 模擬テストに集中しきれていない状態から、受験生らしくなっている投稿。
- 模擬試験当日から自己採点を行い、次に向けて努力を開始できるようになった投稿。
- 模擬試験に向けて、前日からテストに集中できるように調整できるようになった投稿。
これらは学力とは直接は異なりますが、今後の人生で役立つ力となります。
中学受験に本気で取り組まなければ、これらのちからは身につかなかったかもしれません。
合否がでる前の現段階で既に中学受験に取り組んだ価値があることがSNSの実際の投稿からも分かります。
成長した能力は本人だけのもの
入試の合否結果は、他の受験生の結果に大きく左右されます。
仮に、受験生本人が持てる実力を存分に発揮しても、他の受験生がさらに優秀なら不合格になってしまいます。
どうしても、合否の結果にはコントロールできない部分があります。
しかし、成長した能力はどうでしょうか?
学力も、学力以外に身につけた力も、誰からも奪われることはありません。
中学受験を通じて鍛えられた多くの力は、今後の受験生の生活を豊かにすることに間違いありません。
【まとめ】
- 合否判定がでる受験本番前に、子供を垂直比較しておくことをおすすめする。
- 12月の現時点で、すでに中学受験に取り組んだ価値が感じられるはずである。
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