2022年度入試の受験者数について、情報開示が少しずつ始まっています。
地方都市の受験者数は、近年増えているのだろうか?
首都圏の中学受験と同じく、厳しい環境が続いているのだろうか?
このような疑問を解決するために、今回情報開示が早かった3校を取り上げます。
3校を比較検討することで、広島の受験者数の概要を把握することができます。
- 広島の受験者数の推移を把握したい方
【結論】
- 広島の受験者数の全体はゆるやかに減少傾向にある。
- コロナ禍でも、AICJの受験者数は増加傾向である。
【解説】
最難関校の広島学院、難関校の修道、日程や学校の特徴がユニークなAICJの3校で比較します。
3校とも情報開示に積極的で、他校よりもはやく情報開示をした学校です。
受験情報に限らず、学校情報全般的にオープンにする傾向があります。
*ダイダイの広島受験の評価基準は、「偏差値を基準にくらべてみた」という記事を参考にしてもらえると嬉しいです。
受験者数の推移
まず、2019年から3年分の受験者数は次のようになります。

広島学院、修道は緩やかに減少、AICJは増加傾向です。
広島学院と修道はトップ男子校であり、「受験層の全体像」を反映していると考えれます。
その両校が合わせて減少傾向であることから、広島中学受験層は緩やかに減少していると考えます。
一方で、AICJの受験者数の増加分は、1月受験の受験者数が増加を反映しています。
AICJの「自己推薦入試」の受験者数は横ばいなので、増加分は純粋に1月受験者数です。
AICJの受験者数は増加している点は、今後の受験生にとって注意しておいた方が良い点です。
合格者数の推移
定員数は学校によって異なるのでグラフにしていませんが、合格者数に著変ありません。
受験者数の変動はありますが、合格者数が変わっていません。
また、合格者の得点率が変化していないので、入学に必要な学力も変化していません。
【個人的な見解:AICJの受験者数の増加の原因】
ここから先は、ダイダイの個人的な見解です。
どのような学力の受験者が実際に受験、進学しているか把握できる塾からの情報が知りたいですね。
広島難関校3連戦と2週間以上間隔があいている
1つの原因は、コロナ感染症だと考えています。
コロナ感染症で濃厚接触者と認定された場合、2週間の隔離期間がありました。
広島難関校3連戦と2週間以上をあけて受験できる学校は、ほとんどありません。
そのため、難関校3連戦前に受験する学校として、AICJが選ばれた可能性があります。
難関校前に受験した学校で、コロナ感染症のクラスターが発生して、第一志望校の受験ができないことを心配した受験生がいたと考えます。
AICJの教育方針に同意する家庭が増えた可能性
AICJは英語教育に強い、ユニークな学校です。
大学の進学実績も海外の進学実績を発表していて、優秀な進学実績を発表しています。
広島叡智学園が新設されたように、英語教育に強い学校がニーズが広島県内でも増えてきていると考えます。
AICJの学校としての強みに共感して、AICJを志望する受験生も増加しているのかもしれません。
どれくらいの学力の受験生が受験しているか
これは、塾関係者が一番情報を持っている内容で、僕には情報は全くありません。
広島学院などに進学していた学力の受験層がAICJに流れているのかは、僕には分かりません。
どなたか情報がありましたら、ご教授いただければ幸いです。
【まとめ】
- 広島トップ男子校の受験者数は減少傾向にある。
- 広島の全て中学受験校で、受験者数が減少しているわけではない。
- AICJが受験者数が増加している理由、今後の動向に注意が必要である。
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