2022年4月19日の全国学力・学習調査の結果が発表されています。
公立校の平均値だけでなく、広島叡智学園と県立広島中学では学校の成績も公開しています。
今回は広島の学習環境を考えるために、成績について分析してみましょう。
- 広島で子育てをしている全ての御家庭
- 広島叡智学園、県立広島中学を志望している御家庭
【結論】
- 叡智学園と県立広島中学は、公立校を大きく上回る成績である。
- 広島公立校は、全国平均と同程度である。
【解説】
令和4年度全国学力・学習調査の結果のうち、中学3年生の結果を考えたいと思います。
成績を公開している広島叡智学園、県立広島中学の2校と公立校平均から、広島の学習環境も考察したいと思います。
基本情報
広島県では、239校から20,213名の中学3年生が令和4年度の調査に参加しています。
私学校は任意参加になり、全国と比べる時に私学の多い地域と少ない地域があることを配慮する必要があります。
公立校と2校の成績比較
国語 | 数学 | 理科 | |
広島叡智学園 | 88% | 74% | 71% |
県立広島中学 | 92% | 86% | 76% |
広島県・公立校 | 69% | 50% | 49% |
全国平均 | 69% | 51% | 49% |
全国平均と比べて、広島県の公立校は同程度の成績です。
中学受験校に学力が高い生徒が進学しても、広島の公立校は全国水準を維持しています。

広島では中学受験で勉強が得意な生徒が、公立校以外に進学します。しかし、公立校の学力水準が全国平均に対して、下回ることはないようです。広島では公立校に進学しても、しっかり勉強ができることを示しているデータだと、個人的にはとらえています。
広島叡智学園と県立広島中学の結果について
両校はどちらも、公立校を大きく上回る成績をだしています。
中学受験を経験した学生が、しっかり勉強に取り組んでいることが分かる成績です。
2校の成績には、少し特徴があります。
- 県立広島中学の方が、全ての教科で叡智学園を上回っている。
- 特に、「数学」の分野の成績が差がついている。
この違いは、叡智学園より県立広島中学の方が優れているという意味ではないと考えています。
「このテストで測れる能力に差がある」「叡智学園の武器である英語が入っていない」ことが影響していると思います。
英語能力、テストで測定が難しい分野などを考えると、両校の優劣はつけられません。

優秀な2校の生徒も、中学3年間を経ると特徴が現れることが分かるデータです。5教科などで測れる学力を優先したい場合は県立広島中学が良い選択肢になります。一方で、5教科などでは測定できない能力を優先する場合は、叡智学園が良い選択肢になりますね。
【まとめ】
- 全国調査の結果では、広島公立校は全国と同程度の水準の学力である。
- 結果を公開している叡智学園と県立広島中学は公立校を上回る成績である。
- 叡智学園と県立広島中学の2校には、中学3年間で成績の特徴が分かれ始めている。
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