【解説】令和3年度広島学院入試の変更点

学校関連

広島学院の令和3年度の入試要項が8月19日付けで公式HPに発表になりました。

コロナの影響を受けて変更された部分もありますので、変更点を解説していきます。

*9月19日に配信された入試説明会動画で得られた情報を追記しています。
*公式HP上のFAQでも、細かい点まで注意事項が記載されています。

<結論>

受験時間は減少するが、配点比率は大きな変化はなし。
昼休憩をはさまず、4教科のテストを一気に行われる形に変更となった。
「試験範囲は例年と同じ」と正式に発表された。

<解説>

コロナの影響を受けて、受験時間など大きな変更点があります。

<受験時間> 

受験時間は各教科で10分ずつ減り、算数と国語は50分、理科と社会は30分となりました。 
算数は昨年まで算数Ⅰ、Ⅱと分かれてましたが、今年は分けずに一つの試験科目になりました。 

*受験時間に関する一番大事な変更点は、「昼休みがなく、一気に4教科テストを行う」ことです。
*集中力を回復する時間や気持ちを切り替えをする時間が少なくなる点も注意が必要です。

向き不向きはありますが、一気に集中してテストに取り組みたい受験生には追い風になりそうです。

<配点比率>

算数、国語 120点⇒100点 (比率:30%⇒30.3%)
理科、社会 80点⇒65点  (比率:20%⇒19.7%)  

各教科で試験時間の短縮に合わせて、満点の設定が下がっています。
しかし、全教科に対する比率はほぼ変更なく、広島学院が求める傾斜配点は変わりありません。
例年通り算数と国語の占める割合がやや大きめになっています。

<試験範囲>

「試験の内容・範囲には変更点はありません」と正式発表がありました。

コロナの影響で入試範囲に関しては縮小するようにという通達には、準拠しないようです。
もともと公立小学校の範囲を超えた難易度の入試をしていた学校なので、受験生が大きく困ることはなさそうです。

先日このようにツイートしましたが、最難関校志望の受験生は正式発表されたことで落ち着いて目の前の勉強に集中できると考えます。

難関校、中堅校のみ受験を考えている受験生は、今後も試験範囲と勉強範囲の調整を検討しても良いかもしれません。

*広島学院が早い段階で変更なしを発表した点は、受験生としては良い点だと思います。

【9月19日 入試説明会の動画で得られる情報 追記分】

入試要項、FAQで記載されていていない部分を中心に追加情報を記載します。

合否判定は合計点で評価すると口頭で説明がありました。
「一部教科の点数が極端に低くても、それで合格最低点以上を取っても不合格になることはしない」と改めて説明がありました。

*書いていないと不安になりますが、説明して頂けると不安が解消されますね。

次に各教科からのメッセージです。気になった点を取り上げています。

<国語>

・解答を「丁寧」に書くこと。
・問題文を「正確に」読み解くこと

<算数>

・論理的に正しく考えていることを求めている。
・途中計算式の記載欄がある場合、「答えだけあっていても途中式がなければ減点」、「答えがでていなくても、途中まで考えが正しければ部分点」と説明。

<社会>

・郷土のこと、ニュースや時事問題も大切にしてほしい。

<理科>

・教科書を超える範囲に関しては、説明文を追記する。
・小学校の授業も大事にしてほしい。

*単純に事務的な説明だけでなく、学校からのメッセージも分かる説明会でした。
*時間を作って直接動画を確認することをオススメします。

<まとめ>

  • 配点、時間はコンパクトになり、昼休みをはさまず一気に入試が終了する。
  • 試験範囲は変更ないため、例年と同じように勉強が必要である。

ダイダイ広島受験ブログではツイッターともリンクしています。@daidaihirosima
質問なども募集しています。宜しくお願いします。

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