日能研は他の塾の公開模試と比べて、たくさんの名前が付いた模試があります。
模試名を混同すると目的とは異なる模試を受けることになるかもしれません。
今回は全国規模の塾の直属校で広島にあるのは日能研だけなので、模試の種類について1つずつ解説していきます。
日能研には複数の名前がついている模試がありますので、中身を理解してから模試を利用したいですね。
【結論】
- 合格判定テスト、合格力実践テスト、合格力完成テスト、志望校判定テスト、志望校選定テストが6年生だけ開催される。
- 5年生以下では、実力判定テストとPRE合格判定テストが開催されます。
【解説】
5年生未満の公開模試もまとめると、7つの種類があるため混乱すると思います。
受験時期に分けて、分類すると分かりやすいので表にしてみました。
4年生 | 実力判定テスト |
5年生 | 実力判定テスト、PRE合格判定テスト |
6年生前期 | 実力判定テスト、志望校選定テスト⇒志望校判定テスト |
6年生後期 | 合格力判定テスト、合格力実践テスト |
6年生直前 | 合格力完成テスト |
【実力判定テスト】
4年生、5年生で通年で開催されます。
受験生の勉強の補助的な意味も強く、弱点などを補うペースメーカーのように利用したいテストとなります。
6年生では春までに行われて、以降は目的別に模試の名前が変化していきます。
【PRE合格判定テスト】
5年生の冬に一度だけ行われる「入試本番」を意識した公開模試となります。
受験生のやる気スイッチを入れるために利用したい模試です。
【志望校選定テスト⇒志望校判定テスト】
6年生の前期に行われる2つのテストになります。
名前が似ている通り、選定テスト2回の後に判定テスト1回を行うことで6年生前期の立ち位置を確認します。
夏休み前の模試となるので夏の課題を明確にすること、この時期でもやる気スイッチが入っていない場合には志望校判定テストでモチベーションを高めておきたい所です。
【合格力判定テスト】
*合格力実践テストとは名前が似ていますが区別しましょう。
夏休み以降に行われる模試で、本番を意識したライバルとの位置関係も確認したい公開模試となります。
公式HPでは12000人規模とされる大規模のスケールで実力が判定されます。
これまで説明した模試とは異なり、一般的な公開模試のイメージと近いのが「合格力判定テスト」です。
色々模試があって迷っている場合、まずこの模試をどうするかを検討する必要があります。
【合格力実践テスト】
実践テストの中も「総合」と「難関」の2つのパターンが用意されています。
志望校も1つだけ登録することになっていて、しっかり分析されています。
志望校も明確、模試を受ける目的も明確な場合に利用したい模試と言えます。
色々と足元が固まっていない場合は、上手に利用することができない可能性も理解しておいた方が良さそうです。
【合格力完成テスト】
合格力完成テストは直前期に3回行われます。合格力判定テストや実践テストが終了した後です。
志望校1つを登録し、志望校に問題を合わせて問題を選定してくれます。
直前期の最終調整の意味が入っていて、最終チェックと残りの時間にフォローしておきたい分野の選定にも利用できます。
直前期の残り時間と課題量を冷静に判断してから、模試を受けることを考えることになります。
直前の過ごし方は、手持ち無沙汰でも手持ちが多すぎても困るため、バランスを取りたい所だと思います。
【まとめ】
- 日能研の公開模試は時期別に判断すると分かりやすい。
- 合格力判定テストと実践テストだけ時期が重なるため、どこまで受験するか冷静に判断したい。
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