中学受験に取り組んでいる御家庭では、志望校の合格がゴールではありませんね。
進学後も勉学に励み、将来的には難関大学への進学が長期的な目標の1つだと思います。
長期目標を難関大学として場合、「広島」から難関大学へ進学できる確率はいくつでしょうか?
ずばり1%未満です。「1%の壁」と名付けてみます。
「1%の壁」を知っておけば、どのようなコースを経て難関大学への進学を目指すか決めるのに役立ちます。
今回の記事では、広島から難関大学へ進学するための「1%の壁」を紹介させて頂きます。
- 中学受験を経験して、難関大学への進学を計画している御家庭
- 公立校へ進学した時の難関大学への難易度を知りたい方
【結論】
- 広島から難関大学へ進学するためには、広島で学力上位1%の人間になる必要がある。
【解説】
まずはじめに、単刀直入に厳しい現実をお知らせします。
広島では、どの学校にいっても「普通に頑張る」だけでは難関大学にはいけないということです。
普通に頑張るとは
働きアリの法則(2:6:2の法則)を利用して、「普通に頑張る」ことを次の様に定義します。

組織の種類に関係なく、2:6:2程度で分布することが多いことが分かっています。
最難関校から難関大学への進学を考える場合
最難関校の1つの広島学院の進学実績でも、難関大学の合格者の合計は上位2割の人数に収まります。
つまり、最難関校の「普通に頑張る人」では難関大学には進学できないことになります。
最難関校への進学率を机上の計算にはなりますが、上位4%が最難関校に進学できる計算になります。
【最難関校への中学受験の難易度】×【最難関校から難関大学への進学率】
【上位4%】×【20%未満】=1%未満
中学受験最難関校に進学するパターンでは「1%の壁」を突破する必要があります。
難関校から難関大学への進学を考える場合
中学受験難関校から、難関大学へ進学するパターンを計算します。
中学受験難関校への進学難易度は、計算上では学力上位10%です。
【難関校への中学受験の進学難易度】×【難関校から難関大学への進学率】
【上位10%】×【10%未満】=1%未満
難関校に進学する場合も、最難関校と同じく「1%の壁」にぶつかります。
中堅校や公立校から難関大学への進学を考える場合
中堅校や公立校から難関大学へ進学する場合、学校内でトップの実力を身に付けなければなりません。
仮に計算すると定員300人した場合、少なくともトップ3以内の実力が必要となります。
つまり、それぞれ進学した学校の中で、1%未満の人なる必要があります。
最難関校や難関校と違うことは、2段階で「1%の壁」を超えるわけではなく、1回で「1%の壁」を超えなくてはならない点です。

広島では難関大学へ進学するためには、1%の壁を超えることが必要ですね。
どのコースで1%の壁を超えるのか戦略が必要です。
【中学受験校の進学先選択】
進学先の決定には、この1%の壁を越えるために必要な作戦を家庭で話し合う必要があります。
- 最難関校に進学して、上位20%以内になるように努力を続ける。
- 難関校に進学して、上位10%以内になるように努力を続ける。
- 中堅校や公立校に進学して、学校内でトップになるように努力を続ける。
個人的な意見になりますが、どの戦略をとるかは子供の性格も大きく影響すると思います。
背伸びをして、さらに上位校へ進学することが必ずしも最終的に良い結果になるとは限りません。
「深海魚」という受験界隈で使用される言葉の状態になるかもしれないからです。
「深海魚」という言葉を知らない方は、「二月の勝者」の9巻をみると理解できるのでオススメです。

息子達が負けず嫌いに育てば、より上位校をすすめてみようと思います。深海魚になった時に、這い上がる根性がないと判断した時は、無理に背伸びはやめておこうと現時点では考えています。
【おまけ:1%の壁を破ること】
話がそれますが、どの分野においても1%の壁を破ることは重要なスキルになります。
少し前に話題になった堀江貴文さん(ほりえもん)の「多動力」という本をご存知でしょうか。
「1%×1%×1%」という方法をとれば100万人に1人の人材になれることが書かれています。
1つの分野で100万人に1人になるには圧倒的な才能が必要です。
しかし、3つの分野で上位1%になって掛け合わせたら、それもまた100万人に1人の優秀な人材となれます。
1%の壁を破るための努力を身に付けるためには、学業なら難関大学に入ることが一つの目安になると言えます。
この本では、当然のように1%の壁を超えることが書かれていますが、1%の壁を超えること自体が難しいことが学業を例に考えると分かりますね。
【まとめ】
- 広島の人口規模なら、学力上位1%に入れば難関大学にすすむことができる。
- 最難関校ならば、校内で上位20%以内には入ることが目安となる。
- 難関校ならば、校内で上位10%以内に入ることが目安となる。
- その他の学校ならば、校内でトップに君臨することが一つの目安となる。
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