今回は、志望校の合格可能性が発表される模試が始める前に、親の声かけと心構えに関する記事をレビューしたいと思います。
「合格率」をどのようにとらえるのか、秋以降の模試ラッシュの前に1度考えておきたいですね。
模試の結果で志望校の合格率を見た時、次にどのように行動するかは重要なポイントです。
今回の記事レビューで、模試の結果の受け止め方の心構え作りに役立つことができれば幸いです。
- 天王山の夏休みを頑張っている受験生がいる御家庭
- 模試の結果の受け止め方、心構えについて整理したい保護者
【結論】
- 保護者の助言は「具体的」な改善策を提示し、「抽象的」なダメだしを回避する。
- 5年生以下で連続して模試の結果が悪かった場合、勉強法を考え直すきっかけとする。
【解説】
今回の元記事は、中学受験のプロ家庭教師「名門指導会」代表の西村則康さんが書かれています。
家庭教師の立場から、模試の結果の捉え方や声かけについて解説されています。
模試判定「合格率30%」のとらえかた
天王山の夏休みが過ぎ、秋以降の模試ラッシュが始まると「合格率」という言葉と直面します。
もし「合格率30%」という数字が出た場合、どのような反応をするでしょうか。
30%の数字に対して、悲観的な反応をしてしまう人も多いと思います。
しかし、プロ家庭教師の視点は異なります。
塾ではあまり教えないかもしれないが、合格可能性30%は、「よかったー! うちの子は合格できる見込みがあるんだな」と、本来であれば胸をなで下ろせる状態だ。だから、親は嘆くのではなく子供にこう声かけすべきだ。
「おっ! 7月の模試でここまでとれたのはすごいよ。1教科あたりあと3つ○の数を増やせば、ラクラク合格ラインに到達するよ!」
PRESIDENT Online
なかなかこのような視点を持つことは難しいかもしれません。
もっと勉強しなくては合格できないかもと焦ってしまい、子供を追い込んでしまうことになる可能性もあります。
しかし、声かけを工夫することで、悪循環を回避することができます。
押さえておきたい重要が「前向き」で「具体的な改善策」をすることです。
具体的な改善策を提案
元記事では、模試の有効活用法を丁寧に解説しています。
- 正答率を確認して、得点すべき問題を落としていないか確認する。
- ミスの原因を分析して、ミスを減らす方法を考える。
- 対応策を「具体的」に考えて、必要な対応策をする。
この対応策の中で、保護者が難しいのが具体的な対応策を考えることですね。
点数のことを責めるだけせめて、抽象的なアドバイスしかできないことは避けなくてはなりません。
「ちゃんとやらなきゃダメ」のような抽象的な助言しかできないなら、最初からアドバイスは言わない方が良いですね。
前向きな声掛けだけに専念する方が、子供のモチベーションを維持するために役立ちます。

僕は中学受験に関しては、完全に素人です。具体的なアドバイスはできそうもないので、余計な言葉をかけず、前向き発言をすることが、僕の役割になりそうです。
連続して点数が下がった時に確認すること
連続して模試の得点が下がった時に確認するポイントが紹介されています。
5年生までは勉強方法、6年生ではモチベーションを確認します。
とくに勉強が抽象的な内容が増える5年生では、「暗記型の学習」から「納得を得た学習」へシフトできているか確認しましょう。
そして6年生では、モチベーションの低下が成績の低下と関係している可能性が十分あります。
いったんモチベーションが低下した場合、保護者だけ力では解決することが難しくなります。
必要に応じてプロの力を借りて立て直す必要性を西村さんは提案されています。

プロ家庭教師の先生の記事なので、家庭教師利用への誘導もあると思います。しかし、プロの力を借りて軌道修正した方が良い場面もあると思うので、冷静に判断したいですね。
【まとめ】
- 合格率と親の声掛けに関する記事をレビューしました。
- 模試の有効活用には「前向き」で「具体的」なアドバイスが必要である。
- 「抽象的」な助言だけで、受験生の気持ちをくじかない様に注意しなくてはならない。
今回記事レビューさせて頂いた西村則康さんの著書のリンクです。
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