広島では公立高校の受験が2月27日、28日に開催されますね。
中学受験をメインに取り上げていますが、今年の高校受験の動向には注目しています。
なぜなら、今年の受験から広島の公立高校の受験制度が変わるからです。

高校受験のことは、まだ先のことで想像できないなぁ・・・
中学受験に集中していて、高校受験の情報を集める時間がない方も多いと思います。
今回は、広島の公立高校受験について情報を整理して解説します。
「中学受験に集中する選択」や「中学受験を回避する選択」の助けになればと思います。
- 中学受験に挑戦するか検討中の方
- 中学受験を回避した場合、高校受験の情報を知りたい方
【結論】
- 学力重視、内申書は3年生に傾斜配点と大きく変更になる。
- 「中学3年から頑張る、勉強できるヤンチャな生徒」が、これまでより有利になる。
【解説】
まずは、広島公立高校受験の変更点について、ポイントをピックアップして紹介します。
詳しく解説した記事は、こちらの記事を参考にしてもらえると嬉しいです。
変更点の中で、今回の記事でとりあげる特に大事な点は3つです。
- 推薦入試が廃止され、1回勝負の入試になる。
- 学科入試の配分が大きく、内申点の配点が小さくなる。
- 内申点は中学3年生の比重が増える。
この変更により、従来型の高校入試と相性が良かった生徒も高校入試を突破できないかもしれません。
逆に、内申書などの不安から高校受験回避目的で中学受験を考えた人にとっては、高校受験にシフトするきっかけになるかもしれません。
中学受験に挑戦する、回避する選択を考え直すよいきっかけにしましょう。
推薦入試が廃止となる影響
従来型の公立高校受験では、推薦入試と一般入試の公立高校を2回挑戦できる生徒がいました。
しかし、推薦入試が廃止になることで、公立校受験のチャンスが減ることになります。
コロナ感染のようなアクシデントで、公立校を全く受験できない可能性も増えてしまいます。
私立学校の受験も戦略的に計画する必要がでてきますね。
学科入試の配分が大きくなる影響
従来型の入試に比べて、学科試験の配分が大きくなりました。
この変更は「内申点のハンデを逆転できる受験生が増える」ことを意味しています。
学校で真面目な生活を送り、内申点で逃げ切ろうとしていた学生には相性が悪い変更です。
高校側は学力を重視して入学者を決めることができ、入学後の生徒間の学力差が少なく授業を円滑に進められるようになります。
「学力」上位校には、より勉強が得意な生徒が集まりやすくなる変化がでると予想しています。

高校生では、中学以上にスポーツなど他の分野に力を入れる生徒が増えると思います。そのような生徒に与える影響にも注目しています。
内申点は中学3年生の配分が大きくなる影響
配分が小さくなる内申点の配分も変更になります。
1年、2年の配分が小さくなり、3年生の内申点の配分が増加します。
この変更により、1年と2年生の頃に少々ヤンチャな生徒も中学3年生からの挽回が可能です。
内申点などの積み重ねより、中学卒業時点の実力を評価されやすくなります。
内申点には不透明な部分があるため、不透明な部分の割合が減ることを好意的に考える方も多いでしょう。

中学入学後に遊んでも大丈夫なんだと勘違いすることがないようにはしたいですね。1年、2年の間も大切に中学生活を過ごしたいですね。
【まとめ】
- 広島では高校入試の制度が2023年から変更となりました。
- 学力重視の変更で、内申書などの配分は小さくなっています。
- 入試制度と「相性が良い生徒」が変わったので、変更点に注意しましょう。
ダイダイ広島受験ブログではツイッターともリンクしています。@daidaihirosima
コメント、質問なども募集しています。宜しくお願いします。
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