【中学受験・記事レビュー】国語の解き方を考えてみる!

title220715 全般

今回は国語の解き方について、特に「人の気持ち」を読み解くことに関する記事を拝見したので、記事レビューしたいと思います。

人の感情を推し量ることは、大人でも難しい時がありますね。

人生経験の少ない小学生にとって、人の感情を問われる問題は難しくて当然だと思います。

この難しい問題について、記事レビューをしながら一緒に考えていければ嬉しいです。

今回参考にした記事:これがわからないと日本語は読み解けない…中学受験塾が小学生に教える「人の気持ち」6パターン(President online)

今回の記事をオススメする人
  • 国語の読解力で悩んでいる小学生がいる御家庭
  • 国語の解き方について、どのように考えていくか振り返りたい御家庭

【結論】

  • 感情のパターンも知識として学び、読解力を身につけていく。
  • 知識先行で学んだ場合も、経験が追いつき実感できるようになる。

【解説】

この元記事を書かれた方は、中学受験国語塾を開設された善方威さんです。

国語の解き方、読解力に対して複数の本を出版されている「国語」を武器にしている方です。

善方さんは、読解力が足りていない生徒は「背景知識の不足」が原因であると解説しています。

題材の時代背景などの知識だけでなく、人の感情のパターンに関しても説かれています。

物語の型を背景知識として学ぶ

物語分を6パターンに分けて分析して、善方さんは指導されています。

  1. 成長の物語……依存から自立など成長する人の情況と気持ち
  2. ビンボースペシャル……いわゆる「マイナス面」がある人の情況と気持ち
  3. 愛の物語……子どもへの愛情
  4. 二元論スペシャル……理性と感情に関する情況と気持ち
  5. お金スペシャル……売り上げと経費など経済的な知識
  6. ラブラブスペシャル……恋愛感情

物語を読んだ後に、どのパターンなのかを見当を付けてから深く読み解きます。

その中で必要な知識も教えることで、文章が読めるようになるというのが筆者の主張です。

元記事では、それぞれのパターンに対してどのようにアプローチするか具体的な方法も紹介されています。

知識として学んだことも、やがて身になる

知識として学んだことは、本当に役に立つのだろうか?という疑問を持つかもしれません。

僕も「感情をパターン分けして学んでいく」ことに関して、少し違和感を感じます。

筆者は、「経験を積み重ねることで実感できるようになる」「実感はできなくても、理解できるようになる」と説明しています。

小学生という経験不足の状態では、背景知識を押さえて、パターンで学ぶことは有効であるのかもしれません。

ダイダイ
ダイダイ

経験が追いついてくるという点は、個人的には納得のいくものでした。ただし、息子達の国語力の成長にもよりますが、パターン認識しなくても読み解けるようになることが理想的だなとも思いました。

【まとめ】

  • 「人の感情」の読解力に関する記事を紹介しました。
  • 背景知識不足の時は、パターン認識から解法を学ぶことも解決策の1つかもしれない。
  • 知識先行で学んだ場合も、後から経験が追いつき実感できるようになる。

最後に紹介させて頂いた善方威さんの著書のリンクを貼っておきます。興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました