【中学受験】漢検を受験するか考えてみる。

学校関連

先日「英検」に関して情報収集した記事を書きましたが、今回は「漢検」について情報収集をしたので記事を作成しました。

【中学受験】英検を受験しておくか考えてみよう。 | ダイダイの広島受験ブログ (daidaijyuken.com)

中学受験では「国語」は多くの学校で受験科目で採用されています。
漢字は試験科目として能力を評価されていて「漢検」で代用もしくは加点をしている学校はありません。

受験の点数に直接関わるわけではありませんが「漢検を中学受験の勉強の一環として利用するか」を考えてみることをオススメします。

*漢検は受験以外の目的も多くありますが、今回は受験の視点で考察します。

漢検とは

公益財団法人 日本漢字能力検定協会が開催する試験が通称「漢検」と呼ばれています。
<2021年度の受付
第1回検定日 2021年6月20日(3/1申込日程発表)
第2回検定日 2021年10月17日(7/1申込日程発表)
第3回検定日 2022年2月13日(11/1申込日程発表)

年間3回ほど検定試験が開催されています。
検定日は発表されていますが、申込日程は直前に公表となるようです。

<難易度と検定料>
漢検10級 小学1年生(1500円)
漢検9級 小学2年生(1500円)
漢検8級 小学3年生(1500円)
漢検7級 小学4年生(2000円)
漢検6級 小学5年生(2000円)
漢検5級 小学6年生(2000円)

級数が上がると読み書きだけでなく、言葉の意味や部首などの知識も問われるようになります。
目安として学年表記になっていますが、5級までは○○字と正確に設定されています。

*個人的には正確に範囲が設定されている点は対策や復習がしやすく高評価です。
*年間の開催数は英検と同じく3回で、手当たり次第に受験することができないようになっていますね。そのかわりに、一度の開催日に別の級を受験できるように工夫されています。

漢検のメリット

  1. 低学年から細かいレベル別にチャレンジができる点
  2. 低学年からテスト慣れを経験できる点
  3. 中学受験を機会に勉強の中断期間が生まれない点
  4. 漢字能力のメンテナンスができる点

1.低学年から細かいレベル別にチャレンジができる点

小学校1年生の内容から1学年ごとに検定が用意されているため、勉強を始めた早い段階から取り組むことが可能です。早期教育に取り組む家庭では、小学校に入る前から漢検に挑戦する家庭もあるようです。レベル別に挑戦できることから、勉強の成果が反映されやすい点もメリットと考えます。

2.低学年からテスト慣れを経験できる点

テストの会場で実力を発揮する能力は、中学受験だけでなく今後長期にわたって役立つ能力となります。入塾テストの学年よりも前に、「テスト」という経験ができることは検定試験のメリットと言えます。

3.中学受験を機会に勉強の中断期間が生まれない点

同じ検定試験の「英検」とは異なる点だと思います。国語という受験科目があるので、漢検で身に着けた能力は中断期間が生まれずに活用することができます。せっかく勉強したけど使わなくて忘れてしまうということを気にしないでよいことはメリットと考えます。

4.漢字能力のメンテナンスができる点

個人的に考える最大のメリットは漢字能力のメンテナンスができる点です。漢検の公式HPにあるように、採点基準が明確で正確ではない記載は得点になりません。受験生が書く文字が採点基準を満たしているかどうかを第三者の視点から評価して頂ける点はメリットです。

*「正確に書く」や「丁寧に書く」は一見アドバイスのように思えますが、受験者本人に上手く伝わらないかもしれません。「漢検で正答になるように書く」は結果が明確にでるため、丁寧に解答を記載しない受験生には伝わりやすいと思います。

また、検定回を変えれば同じ級数を受けることが可能です。中学受験を目標とするならば、5級まで進級した後は5級を受け続けて知識のメンテナンスをすることも可能です。小学6年生までの範囲と限定した中で、効率よく復習することが可能となります。

*あくまでも同じ級を受けることを本人が嫌がらないことが前提となります。
*短期集中で漢字の復習をすると決めた場合には、漢検は良きペースメーカとなると考えます。

漢検のデメリット

情報収集をした中で、特別デメリットはないように思います。
メリットを感じられなかった場合に受験しなければよいだけで、受験しないデメリットもないので問題なさそうです。
あえてデメリットをあげるなら、検定日が休みの日にあるので家庭の用事や塾のテストなどと重ならなければよいですね。

まとめ

  • 漢検は低学年からチャレンジできる検定試験である。漢検は細かいレベル設定があり、挑戦しやすい仕組みになっている。
  • 中学受験において漢検は加点などの直接的なメリットはありませんが、漢字能力のメンテナンスに使用しやすい検定である。

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