広島の最難関校、難関中学の塾なし合格者に関係する記事を先日投稿しました。
広島の中学受験で、塾なしで合格する割合は20%未満と難しいことが分かります。
今回は難関校の中でも、ユニークな特徴があるAICJ中学について分析したいと思います。
AICJ中学を志望校として考えている家庭で、塾通いが必要なのかと悩んでいる方の参考になれば幸いです。
【結論】
AICJ中学の合格者は通塾者が90%と高く、塾通いが必須である。
【解説】
前提条件として、AICJ中学をダイダイの広島受験ブログでは「難関校」と評価しています。
評価基準に関しては下記のブログ記事を参考にしてください。
広島市内の中学受験校を「偏差値」でまとめてみた | ダイダイの広島受験ブログ (daidaijyuken.com)
次に「塾なし受験生」は次のように定義します。
鷗州塾、白石学習院、家庭学習研究社、鯉城学院、長井ゼミ、日能研に通塾していない生徒とします。
*家庭教師、個人塾を利用している受験生も、今回は便宜上「塾なし受験生」で計算しています。
*また、上記6校を重複して通塾していないとして計算しています。
合格者数 | 6塾合格者数 | 塾なし合格者数 | 塾なし合格者・割合 | |
AICJ | 292人 | 270人 | 22人 | 7.5% |
全てのコースの合格者合計は公式HPで確認できなかったので、(株)育伸社の入試情報科のデータを参考にしています。
AICJの合格者が90%以上も塾通いである理由
他の難関校よりも合格者の通塾率が高い理由は2つ考えられます。
- 受験科目に英語があり、家庭学習のみでは対策が他4科目よりも困難である。
- 鷗州塾という塾系列の学校である。
AICJ中学のユニークな特徴の1つとして、受験科目に英語が採用されています。
他中学でも英検などの資格を加点に利用している学校はありますが、試験科目として英語があるのはAICJ入試の特徴となります。
他の学校との方向性が異なる試験があるため、特別な入試対策が必要となります。
6校の塾の合格実績の偏りからも、AICJの入試は対策が難しいことが分かります。
家庭学習だけの塾なし受験は、非常に困難な道のりと言えます。
もう1点、鷗州塾と同じ系列の学校であることが通塾率の高さに関連していると考えます。
AICJ中学について調べると、鷗州塾と同じ系列であることと鷗州塾が圧倒的にAICJの合格者を輩出していることが、必ず分かります。
AICJを志望校とした場合には、情報集めの時点で鷗州塾を必ず目にすることとなります。
AICJだけを考えた場合、塾なし受験より鷗州塾の方が最短コースのように感じます。
*実際は他校受験との兼ね合いもあって最終判断となりますが、通塾を検討する機会が間接的に多くなることがAICJの通塾率の高さに繋がっています。
【まとめ】
- AICJ中学は、圧倒的に塾通いの受験生が合格している。
- 他の難関校よりもさらに高い通塾率であり、塾なし受験で合格することは非常に困難である。
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コメント、質問なども募集しています。宜しくお願いします。
【広島で中学受験】広島の最難関校は塾なしで可能なのか? | ダイダイの広島受験ブログ (daidaijyuken.com)
【広島で中学受験】広島の難関校に塾なしで合格できるのか? | ダイダイの広島受験ブログ (daidaijyuken.com)
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