広島で中学受験をする場合、首都圏と同じく通塾して受験勉強を行うことが一般的です。

広島なら塾に通わなくても、中学受験で合格することもできるのでは?
このように考えている方に、知って頂きたいデータがあります。
広島の難関校以上の合格者の9割近くが通塾しているというデータです。
つまり、広島でも中学受験を考える場合、最初の一歩は塾選びになります。
しかし、SAPIXなど首都圏の有名塾と異なり、広島の塾情報は非常に少ない現状です。
情報が少ない中で、どのように塾選びをすればよいか悩みの方が多いと思います。
今回の記事は広島での塾選びについて考察していきます。
*特定の塾などをすすめているわけではありません。各家庭のご判断にお任せします。
- 広島で中学受験を考えている方で、塾選びに悩んでいる方
- 塾の選びについて、リサーチ方法の基礎から情報を知りたい方
【結論】
- 進学実績の最大手(家庭学習研究社、鴎州塾、英進館鯉城学院)から検討を始める。
- 保護者の塾情報のリサーチ力を向上させることから始める。
【解説】
最初に検討を『始める』ことをオススメしている3つの塾は、家庭学習研究社、鷗州塾、英進館鯉城学院です。
オススメしている理由は単純で、最難関校の合格者数が多い3校だからです。
この塾以外にも田中学習社、長井ゼミ、白石学習院、日能研などが広島にあります。
中学受験の塾の検討について、カリキュラム以外に3つのポイントがあります。
- 進学実績
- 費用
- 塾通いの交通手段

この3つのポイントを見極める能力を『保護者』が身につけることが最優先だと考えています。それまでに、子供の得意、不得意を判断して塾との相性も判断できると良いですね。
【進学実績】
進学実績の判断する時に注意しないといけないことが、実績の発表形式です。
- 家庭学習研究社:合格人数+イニシャルの情報あり
- 鴎州塾:合格人数+顔写真の公表
- 英進館鯉城学院:合格人数だけの発表
個人情報保護の観点から公表範囲が少なくなり、進学実績の信頼度は不透明になります。
具体的例をあげると塾の合格者の人数には、次のような注釈がついています。
「1年間通った生徒のみ」や「夏期講習や模試のみの生徒は含めない」などの説明があり、逆に一時的な通塾者を進学実績に含める塾も存在していることを示唆しています。
- 個人情報の観点から、人数しか公表していない場合がある。
- 何人受験したか、受験者数の分母を公表していないことが多い。
- 合格者に含める通塾期間などの条件が、塾同士で統一されているわけではない。
進学実績が各家庭で求めるものとマッチしているか、その進学実績は信頼できるかを確認しましょう。
「○○人以上合格者をだしている塾なら、我が家は信頼する」や「我が家は合格実績にはこだわらないことにする」など各家庭の基準を設ける必要があります。

まずは、どれくらいの進学実績の塾を選択肢にいれるのか、家族のスタンスを話合うことが第1ステップになります。
【費用】
費用に関して検討するのが、次のステップになります。
塾の費用は保護者の全面的な補助が必要で、各家庭での予算をあらかじめ決めなければなりません。
理由は単純で、追加費用が多くかかるからです。
「中学受験は課金ゲーム」 塾の費用で夫婦げんかが起きる場面の名言です。
二月の勝者 2巻
通常講座に追加で、夏期講習に○○円、対策講座に○○円、直前講座に○○円・・・
まさに課金ゲームのように追加で費用がかかります。
鷗州塾で具体例を挙げると、大晦日と正月のオプション講座で約4万円の費用がかかります。
精神的なプレッシャーがかかっていない、塾を最初に検討する時点では冷静かもしれません。
成績に伸び悩んだ時期などに、追加講習の誘いがかかると冷静に判断ができるでしょうか。
あらかじめ予算のイメージと限界点を話合うことが必要です。

第2ステップは、塾に関する費用の限界を考えることです。保護者間で冷静に話合いができると良いですね。
【塾通いの交通手段】
ステップ1、2が終了し、検討する塾が絞り込まれた後に検討するのが交通手段です。
実際に展開している校舎の数は、塾によって大きく分かれます。
- 鷗州塾は広島県内に数十校校舎あり。(コースによって校舎限定)
- 英進館鯉城学院や家庭学習研究社は10校未満
小学生の体力はまだ少ないため、通塾で疲労して授業に集中できないかもしれません。
また通塾中の治安などに不安があれば、送り迎えなどが必要になります。
夜遅い時間に塾の授業が終わることもあるため、長期的に安定して通塾できる環境にあるか確認することも塾選びの大事なポイントです。

転塾がない前提で考えてみて、中学受験終了時点まで通塾可能な範囲に校舎があるかも確認しておきましょう。
【県外に転居の可能性がある人】
県外に転居の可能性がある場合、検討しておきたい塾が1つあります。
それが、日能研です。
広島にある塾の中で、全国区の系列で「直系」の塾は日能研だけとなります。
転居先で学習進度などで困りたくない場合は、日能研で学習を始めるのは1つの選択肢です。
塾の系列をまとめた記事も参考にして頂けると嬉しいです。
【まとめ】
- 進学実績、費用、交通手段を検討する能力を保護者が身に付ける。
- 中小規模の塾も検討を始めるか、大手塾で決定するか決める。
- 絞り込んだ塾の中で、カリキュラムを精査し、子供との相性も考えて最終決定する。
最後に大切なことなので、もう一度書きます。
*特定の塾などをすすめているわけではありません。各家庭のご判断にお任せします。

塾選びに関しては悩むことが多いと思います。我が家では通塾はまだ先の話ですが、コツコツ情報を集めて、時期が来たタイミングで判断できる保護者になろうと思っています。
塾の授業で分かりにくかった部分を補強する目的、家庭学習を強化する目的でスタディサプリを利用する家庭もあるようです。
スタディサプリのようなオンライン授業も方法の1つかもしれません。

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