一問一答ならできるのに、文章題になると途端に解けなくなる壁に当たったことがありませんか?
社会や理科で特にみられる傾向で、対策について悩みどころだと思います。
一問一答ならできることには非常に注意しなければいけない落とし穴があります。
その落とし穴について解説していきたいと思います。
地元の公立中、公立高校出身なので、学力に関しては非常に幅広い同級生と生活してきたからこそ分かる視点で解説していきます。
【結論】
一問一答「なら」できる受験生のうち、多くの受験生は本当は一問一答でも解けていない。
一問一答を解けるようになった先に、出題者との本当の闘いが待っている。
【解説】
一問一答「なら」できる受験生のうち、多くの受験生は本当は一問一答でも解けていない。
問題を解いているようで、その問題文以外から情報を得て解いている場合があります。
市販の一問一答形式の問題集でも、手作りの問題集でも同じ現象が起きます。
問題番号やチェックの数、1つ前の問題の解答、ページの汚れ、字の並び方などがヒントになることがあります。
本人は意識、無意識関わらずに情報を得て、解答していることになります。
この場合、一問一答形式「なら」解けるけど文章題では解けないという落とし穴にハマります。
なぜなら、本当は一問一答でも解けていないからです。
これを見極める方法は非常に単純明快です。
白紙の紙と鉛筆を用意してメモすることも許可してから、第三者が口頭で問題文をほんの少しだけ改変して出題してあげてください。(必要ならば、適宜何回も読み上げても大丈夫です。)
例、三権分立とは、立法権、行政権とあと1つは何?
このような一問一答形式の問題があるとします。
これを口頭で、三権分立とは、行政権、立法権と何でしょうか?に少し変化させます。
答えは変えていませんが、文末と順序を変えています。
理解が一定水準を超えていないと、これだけで解けなくなる場合が数多くあります。
問題文以外のヒントから解いている場合です。
もう1つ大事なチェックポイントがあります。メモを必ず確認してください。
メモの中身が、「さんけんぶんりつとは、ぎょうせいけん、りっぽうけんと何?」
このように、メモの中身が平仮名で書かれている場合も要注意です。
漢字の1文字には意味がありますので、理解が不十分である可能性があります。
*学校によっては、社会でも漢字で解答を求めていることがある点でも注意と言えます。
一問一答形式と文章題のギャップに悩んでいる人は、一度この形式で確認することをオススメします。
文章題の前に、理解や暗記までもう一度戻らないといけないかもしれません。
一問一答を解けるようになった先に、出題者との本当の闘いが待っている。
出題者は問題を作るときに色々と相違工夫をします。
少し視点をずらして答えたり、背景を問うことで理解力を試したりするなど、同じ一問一答形式の中身から派生するテーマでも、問題にするときは形式が異なります。
この場合は演習量を増やすことが解決策となり、理解を深めていくことが必要となります。
本当の意味で一問一答形式ならできる人が取り組む内容となります。
【まとめ】
- 一問一答「なら」できるが文章題になると解けない原因は、本当の意味では一問一答も解けていないかもしれない。
- 本当の意味で一問一答形式なら解答はできるのかを評価し、現在の状態にあった対策をすることが必要である。
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