2021年度の合格実績の発表が落ち着いてきたタイミングで、合格体験記が塾から発表される時期となりました。
Twitter上では、受験終わって早い段階で「#2022組さんへの遺言」というハッシュタグで、受験生活の反省から生まれた非常に参考になるツイートされていました。
【Twitter調べ】#2022組さんへの遺言 まとめ | ダイダイの広島受験ブログ (daidaijyuken.com)
今回は見事に桜が咲いた受験生の合格体験記から、参考になる点をまとめます。
特に2021年度入試ではコロナの影響についても、合格体験記から学びたいと思います。
【結論】
「例年と違う」という感想は大人が持つもので、受験生は目の前の事に集中して合格を手にしていた。
「対面式の学習の制限」は受験生の学習に大きく影響を与えていて、オンライン授業にも授業効果の限界があった。
【解説】
「だれの合格体験記」という部分には言及しないように最大限配慮します。
どの塾の合格体験記かという点も、受験生に繋がる可能性があるのであえて記載しないのでご了承ください。
*実際に存在する合格体験記で、架空のものではないことは信じていただけると幸いです。
【コロナの影響について】
休校中の学習の効率は、受験生の学習生活に大きな変動を起こしていました。
今回記事作成で確認した合格体験記では、コロナの影響に関してはネガティブな感想が特に多くありました。
コロナが悪影響を受けた受験生は大きく分けて3つのタイプに分かれます。
- オンライン授業を苦手としているタイプ (勉強量は変わっていない)
- 勉強量が落ちてしまうタイプ
- 直接質問ができないことが困るタイプ
1、オンラインでの学習は集中力を欠いていても指摘してもらえなかったり、周囲の雰囲気に良い影響をもらったりする効果が薄れるようです。
*モニターを大きくしたり、オンライン授業を受ける時に家庭で静かにするなど、リモートワークで大人が必要であった対策を子供にもする必要があったのかもしれません。
2、勉強量が落ちるタイプは分かりやすく、コロナ禍の環境の変化を理由に本当に勉強しなくなったとい受験生です。
*多くの反省の感想が述べられていて、気持ちが充実せずに積極的に学習に取り組むことができない時期があったようです。
3、直接質問ができないということは、子供たちに大きな影響を与えました。
合格体験記で「良い体験」として子供がおすすめしていることは「分からない事は放置せずに先生に質問をする」ことです。
両親に質問をして疑問点を解決していたという感想もありますが、圧倒的に塾の先生への質問が役に立ったという感想が多数です。
*コロナの対面の制限は、質問機会の減少につながっていたようです。
休校期間が終わった後に対面授業や自習室の有効活用や先生への直接質問など、リアルワールドの利点を有効活用したことが合格を手にすることに役立ったようです。
オンライン授業も有効な学習方法ではありますが、合格体験記から判断すると「オンライン授業だけ」ではなかなか難しい所もありそうだと感じました。
【コロナ以外で合格体験記から学んだこと】
小学生のメンタル的な幼さとの付き合い方が中学受験には大きな影響を及ぼすことです。
ゲームとの付き合い方や友達との付き合い方などは想像がしやすいと思います。
その他に「良い成績の後に調子に乗ってしまうこと」や「成績が上がらないと心が折れてしまうこと」などメンタルの起伏が大きいようです。
受験生が非常に自由に書いた印象の合格体験記でしたが、受験生自身もメンタルの変動に上手に付き合うことができなかったと反省していました。
*精神的に成長をした高校受験や大学受験には減るであろうメンタルの変動との付き合い方が中学受験では大事であることが分かります。
【まとめ】
- コロナは受験生活に悪影響を及ぼしていたが、受験生は困難を乗り越えて合格を手にしていた。
- 合格体験記を通じて、小学生の精神的な幼さとの付き合い方を保護者の方は一度イメージしておくことをオススメする。
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以下の記事も参考にしていただけると幸いです。
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