広島の難関中学校の3連戦が終了しました。
入試に関する情報を2校公開していますので、コロナの影響などを考察したいと思います。
【結論】
令和3年度の広島難関中学校の受験生人数は減少傾向にあった。
平均点などはほぼ例年と同様で学校側、受験生側ともに例年通り準備ができていた。
【解説】
<広島学院の受験生推移>
2021年 600名
2020年 635名
2019年 623名
2018名 660名
2017名 689名
<修道中学の受験生推移>
2021年 855名
2020年 922名
2019年 868名
2018名 970名
2017名 1034名
どちらの中学校も5年間の経過をみると緩やかに減少傾向にあります。
去年と今年だけでも減少していますが、これまでにも同じくらい減少している年もあるのでコロナの影響が特別強かったとは言いにくい結果でした。
リーマンショックの時は翌年以降から経済的なことを理由とした受験生の減少が起きていたので、コロナの影響で受験生が減る現象は来年度以降かもしれません。
<広島学院の合格最低点>
2021年 206点/330点(250点/400点)*400点満点に換算しています。
2020年 251点/400点
2019年 238点/400点
2018年 242点/400点
2017年 241点/400点
<修道の合格最低点>
2021年 340点
2020年 346点
2019年 354点
2018年 344点
2017年 335点
学院は今年度テストの配点が変更になっているので400点満点に換算してみると、ここ5年間と大差ありません。修道も例年通りの点数が合格最低点として発表されています。
このことから考えられることは、難関校受験する学生は受験勉強をしっかり行っていたということです。
学校側から課される入試問題に対して、例年とほぼ同じ水準まで実力を身に着けた受験生がチャレンジしたと推測されます。
コロナ禍で学校の体制や塾の勉強など様々な要因で受験勉強が難しかった中で、上手に時間を活用し実力を伸ばすことができた受験生も沢山いたということが分かります。
来年度以降もコロナに限らず難しい環境になるかもしれませんが、環境の変化に対応して実力を伸ばすことが大事であるといえそうです。
まとめ
- 広島の難関校受験では参加人数が減少傾向であったが、受験生の実力は例年どおりの水準で行われたと推測できる。
*これから色々な学校で情報開示があると思いますので、少しでも役立てるように記事にしたいと思います。
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