【中学受験・記事レビュー】アメリカからの視点で男女別学を考えてみよう。

title220819 全般

日本では当たり前にある男子校や女子校は、国が変われば不自然に見えるという記事を拝見したのでレビューしたいと思います。

広島には学院や修道といった男子校、清心や女学院のような女子校は歴史の長い伝統校がありますね。

広島にある男女別学の学校を当然だと思って生活していましたが、アメリカでは男女別学はレアケースのようです。

アメリカでは、「性別」が理由で受験資格がないことは訴訟にもつながる重大な懸念点になります。

外国で男女別学が問題視されていることを考えることで、各家庭で共学か男女別学にするか決める時の参考になれば幸いです。

今回の記事をオススメする人
  • 中学校の進学先を共学か別学か迷っている御家庭

【結論】

  • 優れた教育機会を「性別」が理由で受けられないことは、アメリカでは問題となる。
  • 共学校で得られる異性とのコミュニケーション能力は、「学生時代」からスキルを鍛えることを重要と考えられている。

【解説】

今回の記事は、東大出身で米国在住作家の冷泉彰彦さんが書かれた記事です。

アメリカに住んでいる方の視点から、男女別学の問題を提示しています。

ダイダイ
ダイダイ

息子達には、男子校も良い選択だと思っています。今回の記事では、男女別学に対する反対の意見も勉強になりました。

性別を理由に学びの機会が奪われることは不公平

今回は、文化的背景を理由に女性が学校に通うことすらできない世界があるという視点ではありません。

男女ともに学校に通うことができる環境の中でも、性別が理由で通うことができないことも不公平ではないかという視点です。

広島の場合で例をあげると次のようになります。

  • 広島学院のカリキュラムを受けたい「女子」は、現状入学することができません。
  • ノートルダム清心のカリキュラムを受けたい「男子」も、現状入学することができません。

アメリカからの視点では、「性別」を理由に学びの機会が奪われていると解釈されます。

冷泉さんの知見では、訴訟が多いアメリカでは訴訟につながる危険性もあるようです。

日本では、男女別学の学校が訴訟されることをきいたことがありません。

外国の考え方では、「差別されている」という見方ができることも納得できます。

ダイダイ
ダイダイ

僕は男子校も女子校も当たり前のように思っていました。見方を変えると、不公平と感じる人がいるということも、この記事で理解することができました。

それでも、男子校、女子校、共学の全て選べる方が、僕は心地よいと考えています。

男女別学のメリットは迷信?

中学受験の情報収集をする時に、次のようなフレーズを見たことがあると思います。

・精神的に未熟傾向にある男子生徒が、のびのび学生生活を送れる。

冷泉さんは、このような点をメリットではなくデメリットと考えています。

将来的に国際的な多様性を理解するために、交流の機会を避けることはするべきではないという主張です。

しかし、学校に全てを任せる必要はないと考えているので、僕はこの意見には反対です。

学校で過ごす時間が多いことは分かりますが、学校以外でいくらでも機会は作れるからです。

ダイダイ
ダイダイ

今回の記事で伝えたい内容も理解できました。しかし、交流の機会なども人によって違うので、一律に別学が問題があるというのは言い過ぎかもしれませんね。日本では、どちらも選択できる現状を恵まれていると前向きに考えることもできると思いました。

ユニークな解決方法

冷泉さんは、今回の記事で非常にユニークな解決方法を提言しています。

男女別学の学校同士で統合してみるという案です。

広島で例えるならば、学院と清心を統合するようなイメージですね。

新しい化学反応が起きて、面白い学校ができそうです。

一方で、伝統校は伝統校のままであって欲しいとも思う人も多いはずなので、実現は難しそうです。

【まとめ】

  • 男女別学は「性別」による学びの機会を奪われていると解釈されることも知っておく。
  • 男女別学は多様性を理解する機会を奪われるデメリットと考えることもできる。
ダイダイ
ダイダイ

今回の記事で男女別学に反対する意見も、しっかり理解することができました。僕個人は、色々な選択ができる広島の環境で満足しています。

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