中学入試問題について、イメージすることが難しい保護者も多いと思います。
中学受験未経験の僕は30歳過ぎて、今回初めて中学入試問題に挑戦しました。
実際に中学入試を解くことで、中学入試問題が具体的にイメージできるようになります。
中学入試問題に挑戦する時間がない方や経験者の方にも参考になると思います。
<結論>
・中学入試問題は、高校受験や大学受験とはイメージが異なる問題が多かった。
・入試問題に挑戦した後では具体的に中学入試がイメージできるようになり、追加効果で「親塾の効果が限定的である点」が分かります。
<解説>
入試問題はこのブログで中堅校と位置付けている安田女子の問題に挑戦しました。
*学校の公式HPで公開されているので、ぜひ有効活用してみてください。
解答は公表されていないので推定の点数ですが、次の点数ぐらいとれたと思います。
算数 90点 国語80点 理科90点 社会75点
満点はとれなかった保護者が気が付いたポイントのまとめです。
<各教科のポイント まとめ>
算数:問題は解けるが、解説は難しい。
・算数の範囲ではなく、数学で解答してしまうことがある。
・一瞬で問題を解くことができる場合は、子供のつまずきポイントが分からない。
*中学受験で言われている「親が受験勉強に口を出すと悪影響を与えることがある」の代表例が算数であることが実感できます。
*「正しい解き方」と「効率の良い解き方」と「たまたま問題が解ける」の見極めが難しいからです。
国語:問題は解けるが、正しく問題が解けているかは不明。
・中学入試の漢字や文章の読むスピードは大人にとっては問題ない。
・縦書きの文章を読む機会が日常生活で少なく、読むスピードや理解力が落ちてしまう。
*国語の解法を適切に説明できることができる人は少ないと思います。
*解法が説明できない親ができることは、「縦書き」の文章に触れる量を家庭で増やしてあげることぐらいだと思います。
理科:多くの分野で解答は可能である。
・理科の問題は高校受験などと通じるものが多く、解答可能である。
・文章量や計算力などの子供の「理科」以外のフォローも必要である。
*時事問題などに絡めた問題は、学習塾の方が対策が行いやすいと思います。
*一方で、型通りの受験問題は親が教えることができると思います。
社会:歴史など解けない問題も多いが、社会人なら勉強せず解ける問題も多い。
・歴史など忘れている部分なども多いが、社会の勉強法は高校受験などと共通する。
*勉強法が共通であるため、親が勉強のお手伝いをすることは可能だと考えます。
<親塾の効果が限定的であること>
入試問題に挑戦することで、中学受験を具体的にイメージができるようになります。
中学受験のイメージが分かると、未経験親が受験範囲を網羅することは不可能であることが分かります。
あくまでも親塾(親が塾のように勉強を教えること)は補助的な役割しか果たすことができないと認識する必要があります。
<まとめ>
- 中学受験問題に挑戦すると未経験親でも中学入試を具体的にイメージすることが可能となる。
- 「算数」や「国語」は親が受験生の手助けを行うことが困難であることが分かる。
- 「理科」や「社会」は親がある程度の手助けをすることは可能であり、親塾の効果は限定的である。
提案:4教科の入試問題に1度だけでも良いので保護者も挑戦してみるのはいかがでしょうか。
ダイダイ広島受験ブログではツイッターともリンクしています。@daidaihirosima
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