【学校徹底分析】修道中学校について

中学校分析

今回は修道中学校(以下:修道と表記)を分析します。

ダイダイの広島受験ブログでは、修道中学を難関校、高校を最難関校として位置付けています。

詳しくは「偏差値」を基準にして、広島の中学受験校を分析した記事を参考にしてみてください。
広島市内の中学受験校を「偏差値」でまとめてみた | ダイダイの広島受験ブログ (daidaijyuken.com)

修道のHP上で公式発表されている情報を中心に分析していますので、ご参考になればと思います。

<基本情報>

<受験情報>

  • 募集人員:276名
  • 受験料:20000円
  • 学力検査:国語125点(50分)、算数125点(50分)、社会100点(40分)、理科100点(40分)、「Comprehension Test」100点(50分)

*CTは(情報受容能力テスト)の略称で、放送を中心としたテストです。

実際に放送された内容がHPで公表されているので、実際に試聴するとイメージできます。

大事なポイント
  • 一般的な算数、国語、理科、社会に加えて、独自のCTと呼ばれるテストがあることが、修道の試験の特徴です。

<開示情報>

*合格者数から辞退者数を引いた人数が定員数に満たない場合に、補欠から繰り上げ合格となります。(例:2019年度は11名、2020年度は55名の補欠合格です。)

補欠からの合格は、大きな変動があることを知っておく必要があります。

  • 辞退数は、学院と附属の定員数の合計約250名と近似します。
  • 最終的な進学者の動向は、最難関校の影響を大きく受けるといえます。

<合格最低点>

定員数や合格者数、合格者最低点に大きな変動はありません。

入学に必要な学力も変わらず、高水準で維持されています。

確認しておきたいポイント
  • 入学最低点の推移から考えると、入試突破の最初の目標は合計350点
  • 合計400点を超すことができると、安全圏の学力といえる。

<高校とのつながり>

高校の定員は内部生含めて300名ですので、外部生の追加は10名前後です。

ほぼ完全中高一貫校ともいうことができる比率となります。

高校からの入学は狭き門で、ダイダイの広島受験ブログでは高校入学時は最難関校と評価しました。

  • 内部生の方が圧倒的に多い環境となり、環境に慣れるのに難しさもありそうです。
  • 修道での卒業を考える場合は中学校からの入学を考えた方が容易と考えます。

<大学への進路実績:既卒生を含む、()内は現役生のみ> 

2019年2020年2021年2022年2023年
東京大学11(7)4(2)1(1)5(4)6
京都大学4(2)9(5)6(2)13(8)4
大阪大学18(11)7(2)8(6)10(7)9
北海道大学2(1)8(5)3(2)6(5)2
東北大学002(1)4(2)1
名古屋大学1(1)01(1)6(6)2
九州大学14(9)18(13)10(6)8(6)15

既卒生の合格者も多数いるため、現役合格にこだわり安定志向というより、最終的に希望を叶えるためにチャレンジを諦めない雰囲気があるかもしれません。

2019年2020年2021年2022年2023年
国立大学医学部医学科18(5)14(6)14(5)17(6)14
広島大学38(24)35(21)42(33)35(23)23

計算上、各クラス1名(1クラス40名計算)ずつ、現役で東大進学者がいる数字にはなりません。

  • 学院と比較する場合、修道の定員数が約100名多い点に注意して解釈する必要があります。
  • 難関大学進学者の割合は、最難関校に比べて若干低い数字です。
  • 名門校の安定感で、コロナの影響を感じない合格実績の推移です。

<まとめ>

  • ほぼ完全中高一貫校の男子校で、高校からの入学者は10名程度である。
  • 大学進学数も非常に優秀な成績で、充実した学習環境が整っている伝統校である。
  • 最難関校と比べると難関大学に進学しない人の人数も相対的に多くなるため、モチベーションの維持には注意しなくてはならない。

ダイダイ広島受験ブログではツイッターともリンクしています。@daidaihirosima
コメント、質問なども募集しています。宜しくお願いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました