今回は、広島叡智学園について分析したいと思います。
広島市内受験とは立地的に少し外れていますが、広島県内にある「全寮制」の学校です。
「全寮制」であるため、ある意味居住地域を選びません。
広島市内受験と受験生の層が重なる可能性があるため、ダイダイ広島受験ブログで取り上げます。
叡智学園について理解を深めて、納得の行く志望校選びをしましょう。
<基本情報>
創立:2019年 全寮制男女共学中高一貫校
住所:広島県豊田郡大崎上島町大串3137-2
<受験情報>
定員:1学年40人 男子20名 女子20名
選抜方法:適性検査、面接、調査書、志望書、
適性検査:第1次、第2次選抜の2段階
第1次選抜
適性検査A(45分):資料から情報を読み取り,条件等に従って筋道を立てて考え,推論する。
適性検査B(45分):資料を多面的に解釈し,経験や知識と結び付けて発想・考察する。
*適正検査は、公式HPで実際の過去問が公表されています。
*権利関係で注意事項が多いので、このブログでの引用は控えますが、直接グーグル検索をかければすぐにヒットします。
*実際に問題を解いてみると一般入試ではなく「適性検査」であることが実感できます。
*直接4教科のスキルは問われませんが、4教科の基礎学力がないと解答できません。
*基礎学力が必要な点が、塾などで適性検査対策を早い時期から行われない理由かもしれません。
第2次選抜
(ア)グループワーク (イ)面接(ウ)グループワーク等の振り返り
令和3年度日程:11月22日(日) 12月26日(土) 合格者発表:1月8日(金)
<開示情報>
2019年度倍率:9.37倍 出願者 375名 男子175名+女子200名
2020年度倍率:7.12倍 出願者 285名
*公式HPからはこれまでの倍率に関する情報を見つけることができませんでした。
*多くのサイトで共通している数字を載せていますが、あくまでも参考値として判断してください。
*県外からの受験生も多くいる点は注意が必要です。
<高校とのつながり>
完全中高一貫校であり、原則そのまま高校への進級します。
外部生の代わりに留学生20名の追加が計画されており、学校の雰囲気は変わることが予想されます。
叡智学園の特徴で国際バカロレアディプロマプログラムで必要なプログラムを履修することとなります。
<国際バカロレアディプロマプログラム:IBDP>
世界共通規格の学業修了認定のプログラムです。
ハーバード大学やオックスフォード大学などの有名校でも認められる資格となります。
日本国内の大学進学に利用できる大学も増えている点や通常通りの大学受験資格が得られる点は安心材料です。
*IBDPを履修できる学校は、全国的にも少数となっています。
*IBDPを履修するには多額に費用がかかることが多い中で、公立学校である叡智学園は魅力的です。
<進学実績>
創立してまもない学校なので、卒業生がまだいません。
IBDPを履修予定ですので、海外の大学まで視野にいれた学生が生まれる可能性は大いにあります。
*海外大学への進学を考える場合は、叡智学園は有力な志望校となります。
*新設校なので進学に関して十分なノウハウが貯まっているとはいませんが、逆に言うと可能性は青天井の状態です。
<まとめ>
- 叡智学園は全寮制の中高一貫校である。
- まだ一期生の卒業もいない新しい学校であり、卒業後の進路は青天井(未定)である。
- IBDPを履修できる数少ない学校で、海外進出を視野に入れる学生には有力な学校である。
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