【学校徹底分析】AICJ中学校について

中学校分析

今回はAICJ中学校(以下:AICJと表記)について分析します。

ダイダイの広島受験blogでは、AICJを『難関校』と位置付けています。

難関校に位置付けた学校の中で、非常にユニークな特徴があり、1つずつ分析していきます。

<基本情報>

  • 創立:2006年 男女共学校
  • 住所:広島県広島市安佐南区祇園3丁目1-15
  • 公式HP:https://aicj.ed.jp/

中学校:東医Hコース、早慶/国立大コースの2コースに分かれています。

注意しておくポイント
  • 学習カリキュラムに創意工夫され他校との違いが大きいので、学校説明会などに参加して疑問点は解消する必要がある。

<受験情報>

  • 募集人員:2コース合計120名(男女共学)
  • 受験日:自己推薦入試 12月開催、本校入試 1月に開催(合計3回)
  • 受験料:各受験1回ごとに10000円

<自己推薦入試について:12月開催>

自己推薦入試には、2つの受験資格があります。

出願資格 ①AICJ校を第一志望とする人
会場:東京、大阪、岩国
試験科目:作文50点(60分)、算数50点(50分)、国語50点(50分)
出願資格 ②英検3級以上の取得者または帰国子女など英語能力があり、AICJを第一志望とする人
会場:東京、大阪、岩国
試験科目:作文50点(60分)、算数50点(50分)、面接50点(15分程度)

広島在住の方でも、推薦入試を利用することは可能です。

AICJ本校入試には3回チャンスがありますが、早い段階で合格を手にしたい方には検討する価値があります。

<本校入試について:1月開催>

合計3回の入試の機会、広島1月受験の開幕戦の日程という特徴があります。

<本校入試>
会場:AICJ中学、高等学校
試験科目:
1:国語100点(60分)算数100点(60分)社会75点(45分)理科75点(45分)受験
2:国語125点(60分)算数100点(60分)英語125点(60分)

*日程や科目などに複数選択肢があり、どれを選択するか注意しなくてはいけません。

大事なポイント
  • 英検3級保持者は英語が満点扱いになり、実質2科目受験が可能である。

<入学試験:開示情報>

2020年2021年2022年2023年
受験者数・自己推薦入試162名144名146名139名
受験者数・本校入試341名452名504名477名
受験者数合計503名596名650名616名
東医コース・合格者147名151名149名149名
早慶コース・合格者212名240名254名259名

自己推薦入試と本校入試の合計から考えると、東医コースは3倍を超える倍率となります。

<高校とのつながり>

AICJは中高一貫校ですが、高校からの生徒も募集しています。

IBディプロマコース、東医H・早慶コースの合計160名。IBコースは30名程度です。

中学からの内部進学者が100名程度を含み、内部生:外部生は100名:60名となります。

  • 若干内部生の方が多い比率ですが、外部生が学校生活に慣れるのに極端に少ない比率でもなさそうです。
  • コース追加に伴い、内部生もある程度の環境変化があると思われます。
  • IBディプロマコースなどの選択があるため、「高校への進学時」が進路の方針を考える大きな機会です。

*IBディプロマコースの追加があり、一部早慶コースの内部生のコース変更もあるようです。

*内部生は先取り授業がすすんでいますので、外部生は高校1年時は別カリキュラムとなります。

<進路実績>

2019年2020年2021年2022年2023年
東京大1名4名0名2名0名
京都大0名4名1名1名1名
大阪大1名3名0名4名0名
北海道大1名2名1名0名1名
東北大1名0名0名0名0名
名古屋大0名1名0名0名0名
九州大2名1名4名2名1名

海外大学へ毎年多くの合格実績を輩出しています。

2019年2020年2021年2022年2023年
海外大学17名44名20名38名35名
医学科・獣医学科19名25名18名21名16名
広島大学17名17名7名12名10名
大事なポイント
  • 海外大学へ毎年合格者を出していることから、学校の進学サポートが充実していることが分かります。

*ダイダイには海外大学進学の難易度は評価不能です。ただし、学生の行動力と学校のサポート力が合格実績に繋がっていると考えています。

<まとめ>

  • 比較的歴史が新しい、共学の中高一貫校である。高校からの外部生は60名程度である。
  • 授業カリキュラムも創意工夫されていて、英語を使用する環境が整っている。
  • 海外大学進学も視野に入れている場合、積極的に検討すべき学校といえる。
  • 日本の大学進学を考える場合、進学実績は他の難関校に劣らない実績である。

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広島の学校で、英語教育に同じ特徴のある叡智学園との比較記事です。

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