今回は「9浪はまい」さんという、長い努力を積み重ねて早稲田大学に進学した方の『学習環境』に対する記事を読んだのでレビューしたいと思います。
先週の河野さんの記事と同じく、9浪はまいさんも極端な例だと思いますが、極端な例にこそ要点が分かりやすくまとまっていると思い、ブログ記事として取り上げています。

9浪も頑張るなんて、親も頑張りきれないな…
今回の記事は、決して浪人をオススメする記事ではなく、9浪経験者の立場から学習環境の重要性を解説した記事になっています。
中学受験に取り組むことを考えているご家庭の場合、学習環境の重要性を意識していると思います。
今回の記事が、学習環境の重要性を思い返すきっかけになればと思います。
- 学習環境の大切さを確認したいご家庭
【結論】
- 「努力することはカッコ悪い」という価値観の環境があることを知っておく。
- 大学進学の価値観は、置かれた環境によって大きく変わる。
【解説】
今回の記事は「9浪はまい」と呼ばれる濱井正吾さんのインタビュー記事です。
はまいさんは、9浪の上に早稲田大学に進学した方で、ご自身の経験から本も出版されている方です。
ご自身の学生時代の学習環境に関して、厳しい学習環境の問題点について解説されています。
中学受験を考えているご家庭は「学習環境の重要性」を考えていると思いますが、勉強には厳しい環境について知っておくことも役にたつと思い紹介させて頂きます。
元記事:https://gendai.media/articles/-/109240
努力することはカッコ悪いという価値観
濱井さんの学校では、「努力することはカッコ悪い」という価値観がありました。
努力の中身でも、特に「勉強」はカッコ悪いという価値観があったようです。
このような価値観の環境では、強い意志で勉強することが困難であると濱井さんは分析しています。
中学受験に取り組む御家庭の目標の1つは、このような難しい学習環境を避けることだと思います。
中学受験を回避した場合、地元がどのような学習環境なのかは調べておいた方が良いですね。
中学受験自体はしなくても、学習環境を整えるためにできる手段は考えなくてはいけませんね。

「厳しい環境でも頑張れる」「厳しい環境を避ける努力」のどちらも正解だと思っていますが、「諦めて頑張らない」という結論にはならないようにしたいと思っています。
大学進学の価値観は様々
はまいさんの学校では、大学進学の価値が小さく評価され、贅沢な選択肢と言われていたようです。
地域性としても大学進学の価値は大きくないと言われていた中で、努力を継続して大学進学をした点は苦労が大きかったと思います。
本来は、大学進学の価値観などがバラバラで当然であることを思い出すことができます。
中学受験を考えている御家庭では、勉強に一定以上の価値を感じていると思います。
どちらが正しいというのはありませんが、中学受験に取り組むことで同じような価値観の人と切磋琢磨できる可能性は大きくなりますね。
中学受験を回避することは、「勉強にあまり価値を感じていない価値観の中でも頑張る」ことにつながるかもしれないことは認識しておきたいですね。
【個人的な見解】
ここから先は、完全に個人的な見解です。
僕は地元公立学校の出身なので、はまいさんと環境が似ている部分があります。
中学校では勉強の価値は全く認めてもらえない環境でしたが、楽しく学校生活を送りました。
高校からは大学進学も価値があると認める環境でしたが、難関校などとはレベルが違います。
当時の僕は「環境を選択する」という考えは思い浮かばなかったので、置かれた環境でひたすら努力を続けました。
「厳しい環境だから諦める」という選択はしていません。
親となった今では「その場で頑張る」も「環境選びから頑張る」もどちらも正解だと思っています。
厳しい環境があるということに目を背けず、その中でどのような選択をするという部分に注力したいと思います。
ブログ記事を続けながら、複数の選択肢が選べるようにアンテナを張り続けたいと思っています。
【まとめ】
- 勉強の価値が低い環境下では、大学進学などを目指す時に苦労が大きくなる。
- 中学受験という選択は、同じような価値観の環境を手にいれる1つの手段である。

はまいさんの例は極端かもしれませんが、やっぱり環境は大事だなと振り返るために非常に有用な記事でした。
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今回の記事で紹介した濱井さんの著書です。
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